2015.04.22

レアルのハメスが夫婦で大一番に挑む…妻ダニエラはバレーで昇格POに参戦

ダニエラ・オスピナ
ハメスの妻ダニエラはバレー選手として活躍/『Marca』紙のキャプチャー

 チームが苦境に陥ったとき、あるいは“ここぞ”という場面で必要とされるのが、救世主やヒーローの存在だろう。もっとも、そんな期待を夫婦が共に背負うのは、かなり珍しいケースかもしれない。

 レアル・マドリードに所属するコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスと、その妻ダニエラ・オスピナは、今週、それぞれが所属するチームで大きな活躍が期待されている2人だ。

 前者にとってその舞台は、日本時間今日深夜に行われるチャンピオンズリーグになる。決勝トーナメント準々決勝セカンドレグで、レアルは宿敵アトレティコ・マドリードとの“マドリードダービー”を戦う。だが、ファーストレグを0-0で終えて迎えるこの一戦で、チームはけが人続出というアクシデントに見舞われている。

 18日のリーガ・エスパニョーラ第32節のマラガ戦で、クロアチア代表MFルカ・モドリッチが右ひざ内側側副じん帯を捻挫し、約6週間の離脱。さらに、ウェールズ代表MFガレス・ベイルが左足のヒラメ筋、フランス代表FWカリム・ベンゼマが右ひざの内側側副じん帯を痛めて、欠場が決定。加えて、アトレティコとのファーストレグで受けたイエローカードにより、ブラジル代表DFマルセロも累積警告による出場停止となっている。

 レアルにとって、アトレティコは今シーズンここまで7度の対戦で一度も勝っていない(3分け4敗)、言わば“天敵”。そんな相手に主力4人を欠くのは、大きなハンデと言えるだろう。しかしだからこそ、地元メディアやファンは、中盤で配給役になるだけでなく、自らゴールも奪えるJ・ロドリゲスに期待している。

 J・ロドリゲスはレアル加入1年目の今シーズン、ここまで公式戦14ゴール・12アシストを記録。今月4日のリーガ第29節グラナダ戦で右足中足骨の骨折から約2か月ぶりの復帰を果たしたばかりだが、その3日後に行われた第30節ラージョ・バジェカーノ戦、そして先週末の第32節マラガ戦で次々にゴールを奪い、復活を大いにアピールした。

 すでにコンディションは「負傷以前に戻った」と明かしており、体調は万全。レアルの次ラウンド進出は、今や背番号10の左足にかかっていると言っても過言ではないだろう。

 一方、妻ダニエラが迎える大一番は、25日に行われるバレーボールの1部昇格プレーオフ最終戦だ。

 母国コロンビア在住当時からプロのバレーボール選手として活躍してきた彼女は、2年前の長女サロメちゃんの出産を機にプレーを中断。しかし、J・ロドリゲスがレアル入りした直後に、同じマドリードに本拠地を置くバレーボールチームの「VPマドリード」からオファーを受けて、現役復帰を果たした。しかも、背番号は夫ハメスと同じ10番を背負っている。

 すると、スペイン2部リーグに在籍するチームはレギュラーシーズンを1位で終えて、現在、1部への昇格プレーオフに参戦中。そのプレーオフは全4チームによる2回戦総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームが昇格するが、VPマドリードは最終戦を前にして、3位と勝ち点差1の2位と1部昇格に王手をかけている。しかもダニエラは、第3戦と第5戦でその節のMVPに選出されるなど、大車輪の活躍を見せているのだ。

 ダニエラの武器は、176センチの長身から繰り出される強烈なスパイク。夫のハメスが“テクニシャン系”だとしたら、彼女はフィジカルを生かした“パワー系”の選手になる。とはいえ、攻撃を牽引するアタッカーということで言えば、その右腕にかかる期待の大きさは夫と何ら変わりはない。競技も、試合の規模もまるで異なるが、“勝利”という意味もまた同じであるはずだ。

 サッカー界きっての“アスリート夫婦”が迎えたシーズン最大の山場――。果たして2人はどんな活躍を見せるのか。その勝利はまた、来月2歳になるサロメちゃんにとって一足早い誕生日プレゼントにもなるはずだ。

(記事/Footmedia)

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