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チーム優先の姿勢を示すマスチェラーノ「ブスケツが間に合うなら出れなくてもいい」

マスチェラーノ(左)はブスケツ(右)の復帰を願っている [写真]=Getty Images

 首位バルセロナが2位レアル・マドリードをホームに迎えての“クラシコ”が、いよいよ今週末に迫ったリーガ・エスパニョーラ。この大一番を前に、バルセロナのアルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノが、スペイン紙『Mundo Deportivo』とのインタビューで、宿敵との伝統の一戦に懸ける意気込みを表した。

 現在わずか1ポイント差に接近している両チームだが、2015年に入ってからの成績を見ると、17勝2敗のバルサに9勝2分5敗のレアルと大きな開きがある。だがマスチェラーノは、クラシコではそれまでの臨戦過程は殆ど意味をもたないとの見解を示した。


「日曜の試合は、最高レベルのパフォーマンスが求められる相手との極めて重要な一戦だ。クラシコとは、両チームがどのような道のりを歩んできたかなど関係のない毎回が特別な戦いだ」

 大一番を目前にスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツが滑り込みで故障から回復したものの、フル出場は厳しいと見られているバルセロナ。その代わりとして引き続き中盤の底に入る可能性が高いマスチェラーノだが、状態に問題がなければブスケツが出場すべきとのチーム優先の姿勢を表した。

「僕は自分の個人的な都合は無視している。自分のことばかりを考えるのはエゴイストであり、それがシーズンの大事な時期ともなればなおさらだ。チームにとって最も適切なのはブスケツが出場することだ。なぜなら、彼はこのポジションでベストの選手だからだ。それゆえ、僕は自分がスタメン落ちしてベンチから試合を見守ることになったとしても、ブスケツにはクラシコに間に合って欲しいと思っている」

 チームの団結を何よりも重視するマスチェラーノはさらに、縁の下の力持ちらしい心構えを披露している

「ブスケツの代わりに出場する時は、自分の仕事をすることだけを心掛けている。なぜなら、僕は彼とは異なる特徴を持った選手なので、同じようなプレーができる訳がないからだ。僕はチームから必要とされた時にささやかな貢献をしたいだけだ。プロフェッショナルが何よりも持たなければならないのは、自分の役割をしっかりと把握し認識することだ。僕は自分が代えの利かない選手だとかチームを代表するような選手だとか思ったことは全くない。常に自分の力を100%出せる選手であろうと思っているだけだ」

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