アトレティコ戦に出場していたコエントラン(左から二番目)[写真]=Anadolu Agency/Getty Images
14日に行われるデポルティーボ戦では、宿敵アトレティコ・マドリードに0-4で大敗した“マドリード・ダービー”のショックを払拭したいレアル・マドリード。しかし、仕切り直しの一番に向け、またもや故障者の発生というアクシデントに遭ってしまった。
レアル・マドリードは11日、左足のふくらはぎの痛みにより同日行われた練習を途中で切り上げたポルトガル代表DFファビオ・コエントランが、直後に行われた検査により双子筋を負傷していることが確認された。回復に要する期間は明らかにされていないものの、コエントランは最低でも10日間は戦列を離れると見られているため、今節のデポルティーボ戦およびチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦ファーストレグのシャルケ戦への欠場が確実となり、次節のエルチェ戦への出場も微妙な状況となった。
レアル・マドリードは現在、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ドイツ代表MFサミ・ケディラが相次ぎ負傷した中盤が、厳しい台所事情を強いられている。そして今回、ポルトガル代表DFペペおよびスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが離脱中の守備陣の故障者リストにコエントランが加わったことで、トップチームのディフェンダーがフランス代表DFラファエル・ヴァラン、スペイン代表DFナチョ・フェルナンデス、同DFダニエル・カルバハル、DFアルバロ・アルベロア、DFマルセロの5人だけとなってしまった。
レアル・マドリードにとって救いなのは、コエントランの離脱が短期間で済んだことだろう。また、アルベロアとナチョの2選手はディフェンス・ラインの全てのポジションをこなせるため、メンバーのやり繰り自体は何とかなりそうだ。