バロンドール候補のC・ロナウド(左)とUEFAプラティニ会長(右) [写真]=Getty Images
レアル・マドリードは28日に公式声明を発表し、UEFA(欧州サッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長の発言に抗議した。クラブ公式HPが伝えている。
プラティニ会長は先日、年間最優秀選手賞である2014年のFIFA(国際サッカー連盟)バロンドール受賞者は、ワールドカップを制覇したチームの中から選ばれるべきだという趣旨の発言を残していた。
同賞は、昨シーズンのチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、今シーズンも得点を量産しているレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが有力候補に挙げられている。しかし、ブラジル・ワールドカップで同選手がプレーしたポルトガル代表はグループステージ敗退に終わっていた。
プラティニ会長の発言を受け、レアル・マドリードは公式声明の中で「バロンドールの選出に関して個人的な見解を述べていることに驚いている。欧州サッカーを組織する上で責任ある立場にいる人物は中立性を厳守しなければいけない」と抗議。さらに「バロンドールは毎年、世界最高のプレーを見せた選手に贈られる個人タイトル。選考に関わる人たちは選手個人のパフォーマンスを考慮しなければならない」と反論した。
また、同クラブはクリスティアーノ・ロナウドについて「彼が過去最高のシーズンを過ごしていることに疑いはない。バロンドールに相応しいと誰もが認めるパフォーマンスを披露している」と主張していた。