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前半だけで複数の得点、レッド、選手交代…マンU対チェルシー戦はプレミア初の出来事尽くし

2025.09.21

得点後に退場したカゼミーロ [写真]=Getty Images

 20日に行われたプレミアリーグ第5節マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシーは、イベント尽くしの一戦となった。データサイト『Opta』が伝えた。

 開始4分と1秒でチェルシーのGKロベルト・サンチェスが退場すると、数的有利を得たマンチェスター・ユナイテッドがブルーノ・フェルナンデスとカゼミーロのゴールで2点を奪う。しかし、前半アディショナルタイムにはカゼミーロも退場。10人対10人の後半にチェルシーが1点を返したが、マンチェスター・ユナイテッドが逃げ切って2-1で勝利した。

 まず、サンチェスはチェルシーの選手としてはプレミアリーグ史上最速のレッドカードとなった。GKとしてはリーグ歴代3番目の速さになるという。ちなみにGKの1位は、ティム・フラワーズ(ブラックバーン)が1995年2月のリーズ戦で記録した「1分12秒」だ。

 チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督はサンチェスの退場を受け、6分から7分にかけてエステヴァンフィリップ・ヨルゲンセンと、ペドロ・ネトトシン・アダラビオヨと交代。さらに21分、大黒柱のコール・パーマーの負傷でアンドレイ・サントスとの交代を余儀なくされた。開始21分までに3枚以上の交代カードを使ったのは、チェルシープレミアリーグで初めてのチームになった。

 一方、前半アディショナルタイムに退場したカゼミーロは、プレミアリーグの試合で得点と退場を前半に記録した、マンチェスター・ユナイテッド史上初の選手となった。リーグ全体で見ると、トッテナム・ホットスパーのエマニュエル・アデバヨールが古巣アーセナル戦で10分に先制点を記録後18分で退場した、2012年11月のノースロンドンダービーまで遡る。

 両チームの選手が前半のうちに退場したのは、プレミアリーグでは2014年10月のクリスタル・パレスvsチェルシー以来の出来事に。そして、前半のうちに複数の得点、複数のレッドカード、そして複数の選手交代が同時に見られたのは、今回のマンチェスター・ユナイテッドチェルシー戦がプレミアリーグの歴史上初のことになった。

 ちなみに、チェルシーのシュート数は試合全体で「5」本にとどまり、受け取ったカードの枚数「6」よりも少なかった。プレミアリーグでOptaによるデータ統計が始まった2003-04シーズン以降では、リーグ初の出来事になったという。

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By サッカーキング編集部

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