決勝ゴールを決めたエリオットを中心に喜ぶリヴァプールの選手たち[写真]=Getty Images
プレミアリーグ第16節が9日に行われ、クリスタル・パレスとリヴァプールが対戦した。
4シーズンぶりのリーグ制覇を目指すリヴァプールは、今シーズンここまで15試合を消化し、10勝4分1敗の成績で2位につけている。最近4試合勝ちがない14位クリスタル・パレスのホームに乗り込んでのアウェイ戦に、モハメド・サラーやダルウィン・ヌニェスらと並び、日本代表MF遠藤航もスタメン出場した。
試合は序盤からアウェイのリヴァプールがボールを保持し、遠藤も中盤でボール回しに積極的に絡む。
しかし、ホームのクリスタル・パレスが中央を固めた守備でリヴァプールの侵入を許さず、さらにはカウンターでゴールに迫った。27分には右サイドからのグラウンダーのクロスに対し、左サイドから中央に走り込んできたジェフェルソン・レルマが右足で合わせるもリヴァプールGKのアリソンが鋭い反応でセーブ。ゴールを許さなかった。
続く29分には、クリスタル・パレスが遠藤に対しプレスをかけてボール奪取し、一気にゴールへ。それを阻止しようと守備に入ったDFフィルジル・ファン・ダイクのファウルを誘発し、PK判定を得る。しかし、VARチェックの結果、遠藤からボールを奪った場面でファウルがあったとしてPKは取り消され、スコアレスドローのままハーフタイムへ。
ハーフタイムが明けると、リヴァプールは遠藤を下げジョー・ゴメスを右サイドに投入。右サイドバックに入っていたトレント・アレクサンダー・アーノルドを遠藤が担っていたアンカーの位置に配した。しかし、クリスタルパレスの中央を固めた守備を崩せない展開が続く。
すると55分、VARでジャレル・クアンサーのエリア内のプレーがファウルと判断され、クリスタル・パレスにPKが与えられる。それを後半から投入されたジャン・フィリップ・マテタが落ち着いて決め、57分にクリスタル・パレスが先手を奪った。
守ってはリヴァプールの侵入を許さず、時おり鋭いカウンターを見せていたクリスタル・パレスだったが、75分にジョルダン・アイェウがこの日2枚目のイエローで退場。このプレーを境に流れが変わる。直後の76分、右サイドでマークのズレが生まれると、ゴールライン際から上がったクロスのこぼれ球を、最後はモハメド・サラーが左足で蹴り込み同点に追いつく。
すると後半アディショナルタイム1分にゴール正面やや右でボールを受けたハーヴェイ・エリオットが細かいステップでゴールに向かうと、ペナルティエリアの手前から左足でシュート。ニアサイドを突いた強烈なミドルがゴール右に吸い込まれた。
最終的にこれが決勝点となり、アウェイのリヴァプールが1-2で勝利。暫定ながら首位に浮上した。
次節、クリスタル・パレスは16日にアウェイでマンチェスター・シティと、リヴァプールは17日にホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。
【スコア】
クリスタルパレス 1-2 リヴァプール
【得点者】
1-0 57分 ジャン・フィリップ・マテタ(PK/クリスタル・パレス)
1-1 74分 モハメド・サラー(リヴァプール)
1-2 90分+1分 ハーヴェイ・エリオット(リヴァプール)
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By サッカーキング編集部
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