レヴァークーゼンで手腕を発揮しているシャビ・アロンソ監督 [写真]=Getty Images
レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督の現行契約に、特別な条項が含まれているようだ。10日、ドイツ紙『ビルト』やスペイン紙『アス』などが伝えている。
現役時代にリヴァプールやレアル・マドリード、バイエルンなどで活躍した41歳の元スペイン代表MFは、昨年10月にレヴァークーゼンの指揮官に就任。17位に低迷していたチームを立て直すと、指揮したブンデスリーガ26試合を13勝6分7敗で終え、最終的にはヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位に導いた。また、2年目の今シーズンも開幕からここまで6勝1分と好調を維持しており、11連覇中のバイエルンを抑え首位に立っている。
レヴァークーゼンとは2026年6月末までの契約を締結しているシャビ・アロンソ監督。満了までは3年弱を残しているものの、早ければ今シーズン終了後にレヴァークーゼンを離れ、メガクラブの指揮官に就任する可能性があるという。報道によると、シャビ・アロンソ監督の現行契約には、現役時代に所属した3つのメガクラブ(リヴァプール、レアル・マドリード、バイエルン)から魅力的なオファーが提示された場合、レヴァークーゼン側が移籍を容認するという特別な条項が盛り込まれているようだ。
リヴァプールやバイエルンからの具体的な関心は明らかになっていないが、レアル・マドリードについては今シーズン終了後のシャビ・アロンソ監督招へいを検討しているとのこと。現在はカルロ・アンチェロッティ監督が指揮を執っている“白い巨人”だが、イタリアの名将との現行契約は今シーズン限りで満了に。クラブは、ブラジル代表指揮官への就任が濃厚とも噂されている64歳の後任に、クラブOBのシャビ・アロンソ監督をリストアップしていると報じられている。
注目が集まるシャビ・アロンソ監督の去就。かつてドルトムントやバイエルン、スイス代表などを率いたオットマー・ヒッツフェルト氏は「もちろん、レアル・マドリードからオファーがあれば断ることは難しいだろう」とコメントしつつ、「彼はブンデスリーガの監督として働く機会を与えてくれたクラブに恩返しをするべきだと思う。彼はまだ若く、ここで多くの経験を積み、素晴らしいものを残せるだろう。だからこそ、シーズン終了後に退団するのではなく、少なくとももう1年は残るようにアドバイスしたい」と41歳の青年監督へ助言を送っている。
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By サッカーキング編集部
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