去就に注目が集まるカイセド [写真]=Getty Images
チェルシーが、ブライトンに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセドの獲得に本格的に動き始めたようだ。6月30日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
過去2回の移籍市場で6億ポンド(約1095億円)以上の大型補強を敢行し、トップチームに30人以上の選手が在籍していたチェルシーでは、今夏多くの選手を売却する必要が求められている。
すでにフランス代表MFエンゴロ・カンテがアル・イテハドへ(フリー移籍)、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリはアル・ヒラルへ、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチはマンチェスター・Cへ、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツはアーセナルへ、セネガル代表GKエドゥアール・メンディはアル・アハリ・サウジへ、イングランド代表MFルベン・ロフタス・チークをミランへ売却したほか、イングランド代表MFメイソン・マウントはマンチェスター・Uへ移籍することで合意したことも報じられている。
これらの選手売却によってチーム全体の給与の削減に大きく成功したほか、2億ポンド(約367億円)近い売却費を得ることに成功したチェルシー。これを利用してかねてより獲得を狙っているカイセドの獲得に向けた取り組みを強化すると見られている。
すでに6000万ポンド(約110億円)のオファーが拒否されたことが明らかになっているものの、チェルシーとしては総額8000万ポンド(約147億円)程度で合意に達することを期待しているようだ。
ブライトンとしてはアーセナルがウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス獲得のために総額1億500万ポンド(約191億円)で合意したことが報じられていることを受け、カイセドにも1億ポンド(約182億円)の移籍金を要求しているという。それでも、今年1月にアーセナルから総額7500万ポンド(約137億円)のオファーを拒否して残留させたカイセドとは紳士協定を結んでいる模様で、正当なオファーが届けば売却に応じることも伝えられている。
なお、カイセド自身はチェルシーへの移籍を熱望しており、個人的な条件でもすでに大筋合意に至っていることから、クラブ間で合意に達し次第、移籍は成立すると見られている。
中盤の選手を多く放出したチェルシーはカイセドのほか、セルタに所属するU-21スペイン代表MFガブリ・ベイガにも関心を示しているようだが、果たして望むような補強を実現させることはできるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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