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J・フェリックスの完全移籍望むチェルシー、2選手譲渡で移籍金引き下げを狙う?

2023.05.10

去就に注目が集まっているJ・フェリックス [写真]=Getty Images

 チェルシーは、アトレティコ・マドリードからのレンタル移籍で加入しているポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの買い取りを画策しているようだ。9日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在23歳のJ・フェリックスは今年1月11日、アトレティコ・マドリードとの契約を2027年6月30日まで延長した上で、チェルシーに半年間のレンタル移籍で加入。レンタル料は1100万ユーロ(約16億円)と報じられたが、買い取りオプションは付いていないことが明らかになっている。

 デビュー戦となった1月12日のプレミアリーグ第7節延期分フルアム戦では一発退場となり、その後の3試合を欠場。それでも復帰初戦となった今月11日の第23節ウェストハム戦で加入後初ゴールを記録すると、その後も何度もチャンスに絡んで存在感を発揮しているが、チームが不振に陥っている影響もあり、ここまで17試合の出場で3ゴールを記録するにとどまっている。

 そんなJ・フェリックスの期限付き移籍期間は今シーズン終了までとなっているものの、チェルシーとしては来シーズンも同選手をとどまらせることを望んでいるという。しかし、アトレティコ・マドリードは完全移籍ならば8800万ポンド(約150億円)の移籍金を要求しており、この金額にチェルシーが難色を示していることが報じられている。

 これまでの両クラブの交渉から、アトレティコ・マドリードとしては1600万ポンド(約27億円)のレンタル料でもう1シーズン貸し出すことにも応じる方針を示しているようだが、チェルシーとしてはJ・フェリックスを完全移籍で獲得することを目指している模様。そこで、移籍金を引き下げるために元ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンとスペイン代表DFマルク・ククレジャの2選手を譲渡することを検討しているようだ。

 なお、J・フェリックス自身は来シーズンもチェルシーでプレーすることを望んでいると見られているが、果たして両クラブの交渉はどのような結末を迎えるのだろうか。

By サッカーキング編集部

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