ジェラード監督(中央)から指示を受けるミングス(右) [写真]=Getty Images
アストン・ヴィラのイングランド代表DFタイロン・ミングスが、同クラブを率いるスティーヴン・ジェラード監督について語った。8日にイギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
現役時代にリヴァプールで活躍したジェラード監督は、2020-21シーズンにレンジャーズ(スコットランド)でリーグ優勝を達成した実績を引っ提げて、2021年11月11日にアストン・ヴィラの監督に就任。下位に沈んでいたチームを立て直し、リーグ戦ではここまで5勝1分4敗の成績を収めている。
現役時代のジェラード監督と同様にクラブでキャプテンを務めるミングスは、同監督からキャプテンとしての在り方を学んでいるようだ。ミングスは『ガーディアン』紙のインタビューに応じ、そのなかで次のように語っている。
「彼がキャプテンとしてどうだったかについては話し合ったことがある。もちろん、彼がどうだったかをそのまま真似ることはできないし、他の人の真似をするのも賢明ではない。だけど、どうやってチームを引っ張るのか、メンバーから外れた選手と話す責任が自分にある場合にどうやって彼らと共感するかなど、キャプテンや経験を積んだ選手になることで生じるあらゆる違いについて話したよ」
「彼は、自分がどうだったのか、本当に洞察に満ちた情報を教えてくれた。そのうちのいくつかは心に残るだろうし、いくつかは共感できないかもしれない。今のところ、チャンピオンズリーグで優勝したり、そのような舞台で戦うといったこととは縁がないからね!(笑)」
また、ミングスは指揮官としてのジェラード監督についても語り、優秀な指導者であることを強調。その手腕に全幅の信頼を寄せている。
「“主将スティーヴン・ジェラード”を垣間見ることができる。時々、トレーニングに参加したとき、彼はまだピッチ上で勝者のメンタリティーを保っているんだ。彼は監督としても素晴らしい。どのようにプレーしてほしいか、どのようなチームであってほしいか、どのような価値観を持ってほしいかがとても明確なんだ。メッセージ性がこれほど明確だと、自分が何をしているのか、どうすればいいのか、どのように彼が望むものを提供できるのかがよくわかる。そして、ピッチに立ったとき、それを実行するかどうかは自分次第だ」
「スティーヴン・ジェラードは、チームの何人かが到達できるとは思っていなかった限界にまで、僕たちを押し上げてくれている監督だ。若い優秀な選手も出てきたし、ベテランの選手もレベルが上がってきた」
ミングスはインタビューの最後に、「僕がここにいる3年間で、激しく選手が入れ替わり、監督も変わった。だけど、このクラブがリーグの上位に戻らなければならない、戻るべきだという事実は変わらない。今、加入している選手たちは、チームがどれだけ進歩したかを示しているが、僕たちが望むチームにはまだかけ離れている。それはそれでエキサイティングなことだ。ヴィラがタイトルを獲得し、持続的な成功を収めてから、あまりにも長い時間が経過している。ファンやオーナー、クラブはそれらを求めているんだ」とコメント。名門復活に向けての意気込みを示した。
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By サッカーキング編集部
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