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ケインがイエロー止まりの理由は? 退場ロバートソンとの違いを英メディアが解説

判定をめぐり議論が紛糾している [写真]=Getty Images

 19日に行われたプレミアリーグ第18節トッテナム対リヴァプール(2-2)での物議を醸す判定について、20日付のイギリスメディア『アスレティック』が解説している。

 同試合では19分、トッテナムのFWハリー・ケインのスライディングタックルが相手DFアンドリュー・ロバートソンの足首に直撃。しかし、ポール・ティアニー主審はオンフィールドレビュー(OFR)で映像を確認することなく、イエローカードの判定を下した。その一方で、75分にロバートソンが相手DFエメルソン・ロイヤルを蹴り飛ばしたシーンでは、ティアニー主審はOFRでのチェックの末にカードの色を黄から赤に変え、ロバートソンに退場を言い渡した。

 リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は試合後、判定への不満を口に。ケインのシーンでOFRを行わなかった審判団の基準に一貫性がないと批判を行なっていた。

 だが、『アスレティック』によると、ロバートソンのタックルのみがOFRの対象となったことにはれっきとした理由があったようだ。

 審判団は、左足を振り抜きエメルソンを蹴ったロバートソンのファウルについて、「タックルの強さがエメルソンの安全を脅かすものだと感じた」ため、主審にOFRを行うよう助言したという。

 一方で、ケインのタックルがOFRの対象とならなかった主な理由は、ロバートソンがタックルを受けた際に「ジャンプしていた」ためだと『アスレティック』は指摘。ロバートソンはケインのタックルを足首に受けたものの、足が完全には接地していなかったため、力を逃すことができて重傷を回避していた。

 IFAB(国際サッカー評議会)による2021-22シーズンのルールブックでは、「著しく不正なプレー」について次のように記載されている。ケインのタックルはロバートソンと異なり、“過剰な力”を用いておらず、“相手競技者の安全を脅かす方法”ではなかったと審判団は判断したようだ。

「相手競技者の安全を脅かすタックルをする、もしくは挑む、または過剰な力を用いる、もしくは粗暴な行為を行った場合、著しく不正なプレーを犯したことで罰せられなければならない。いかなる競技者もボールに挑むときに、過剰な力や相手競技者の安全を脅かす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横または後ろから突進した場合、著しく不正なプレーを犯したことになる」

 クロップ監督はケインのタックルについて、「ロバートソンの足が宙に浮いていたのは単なる偶然だった。ケインにそれは判断できない。ロバートソンの足が地面についていたら骨折していた」とも主張していた。だが、『アスレティック』は「それは仮定の話であるため、審判団は彼らの決断を心配していない」と伝えている。

 なお、ケイン本人は試合後、自身のタックルについて次のように弁明していた。

「ノーだ、絶対にレッドカードではない。強いタックルだったが、僕はボールを奪ったと思う。見返してはいないけどね。トップレベルの相手と勝ち点をかけて戦う場合、強いタックルをすることもある。審判団はチェックしたし、僕らは前に進むだけだ」

「僕自身はそう感じなかったが、アンディは『(タックルが)僕の足をとらえた』と言っていた。スローモーションにすると、実際よりもやや悪く見える。そのためにVARがあるんだ」

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