FOLLOW US

トッテナムSD、ケイン慰留に務める「私だけではなくクラブの目標」

トッテナムに所属するケイン [写真]=Getty Images

 トッテナムのファビオ・パラティチSD(スポーツディレクター)が、今夏の退団が噂されるイングランド代表FWハリー・ケインについて言及した。5日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在27歳のケインは2020-21シーズンのプレミアリーグ35試合の出場で23ゴール14アシストを記録し、得点ランキングでもアシストランキングでもトップに立った。しかし、チームは無冠に終わり、新シーズンのチャンピオンズリーグ出場権も逃したため、タイトル獲得を熱望する同選手がトッテナムに退団の意思を伝えたことが噂されている。

 すでにマンチェスター・Cからケイン獲得に向け、1億ポンド(約154億円)のオファーが提示されたようだが、トッテナムはこのオファーを拒否したことも報じられており、退団を認めない方針であることが伝えられている。

 そんな中、今年6月にトッテナムのSDに就任したパラティチ氏がエースの去就に言及。「彼をとどまらせるのは私の目標だけではなく、クラブとしての目標である」とクラブとして慰留する構えであることを強調した。

「彼がプレーしているところを直接見るのが待ちきれない。私は幸運にも過去には多くのトッププレイヤーを見ることができた。クリスティアーノ・ロナウドやカルロス・テベス、アルバロ・モラタ、ゴンサロ・イグアインなど、今思い出せないほど多くの選手を見てきた」

「現在、彼(ケイン)は世界最高のストライカーの一人だ。彼は完全な選手で、本当に特別だ。本物の9番でフィニッシュも素晴らしいが、信じられないほど洗練されたテクニックも持っている。両足でシュートを打つことができ、アシストをすることもできる。彼は非常に多くのゴールを決めているため、これに気づいている人はあまりいないかもしれないけどね」

「彼はチームプレイヤーでありながら、フィニッシャーでもあるので、私は本当に世界トップ3に彼が入っていると思っている。EUROで忙しい選手の邪魔をしたくないので、彼からはまだ何も聞いていない。それは私にとっては公平なことではない。彼らは代表チームの目標のために集中している」

 イングランド代表としてEURO2020に参加しているケインはここまで5試合の出場で3ゴールを記録し、ベスト4進出に貢献している。注目が集まっている去就は大会終了後に決断することになるようだが、果たして新シーズンはどこでプレーすることになるのだろうか。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO