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今季も最後まで白熱…データやファクトで振り返るプレミアリーグ

マンチェスター・Cの優勝で幕を閉じたプレミアリーグ [写真]=Getty Images

 マンチェスター・Cの優勝で幕を閉じた2020-21シーズンのプレミアリーグ。最終節までもつれたトップ4争いや中堅クラブの健闘など見どころの多い1年となった。

 そんな歴史に残るシーズンを、大手メディア『ESPN』が興味深いデータやファクトと共に振り返っている。

終わりよければすべて良し

「総括はシーズンが終わってからするべきだ」。監督の多くはそう口にするが、正しいことのように思える。優勝したマンチェスター・Cがトップ4に入っていた期間は130日だったという。これは3位に入ったリヴァプールの139日、そして2位でシーズンを終えたマンチェスター・Uの155日を下回る。開幕直後は苦しんだマンチェスター・Cだが、終わってみれば、2位以下に12ポイント以上の差をつけて頂点に立った。

3冠王

プレミアリーグとカラバオ・カップの“ダブル”を達成したマンチェスター・Cは、29日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝で3冠を目指す。とはいえ、彼らはすでに“トレブル”を達成しているという。ファーストチームのみならず、U-23チーム、そしてU-18チームも今季のリーグ戦で優勝。3つのカテゴリーで王者に輝いたのだ。なお、女子チームは今季のリーグ戦を2位で終えている。2ポイント差をつけて頂点に立ったのは、チェルシーだった。

初のアメリカ人選手

マンチェスター・CのGKザック・ステファンは、アメリカ人選手として初のプレミア優勝メンバーとなった。ステファンが今季出場したリーグ戦は第17節チェルシー戦(3-1)の1試合だけだったが、メダルを授与されている。1992年の創設以降、プレミアでは計52カ国の選手たちが優勝を経験しているという。最も人口が少ない国はアイスランド(35万7000人)で、元同国代表FWエイドゥル・グジョンセンがチェルシー時代に2度のリーグ優勝を経験している。

有終の美

様々なドラマがあった最終節だが、セルヒオ・アグエロも有終の美を飾った選手の一人だ。エヴァートン相手に2ゴールをマークしたことで、プレミアでの通算得点数が「184」に到達。元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが持っていた単一クラブでの最多得点記録を更新した。

降格から優勝へ

わずか1年で天国と地獄を味わったのが、ネイサン・アケだ。昨季はボーンマスの一員として2部降格を経験。しかし、夏の移籍市場でマンチェスター・Cに加入すると、今季はプレミア王者に輝いた。フィールドプレーヤーとしては珍しいケースだという。過去には、元アイルランド代表MFロイ・キーンが1992-93シーズンにノッティンガム・フォレストで降格を経験したあと、翌シーズンにマンチェスター・Uでトロフィーを掲げた。

守護神が劇的ゴール

トップ4入りを決めたリヴァプールで“救世主”となったのは、GKアリソンだった。第36節のウェスト・ブロムウィッチ戦で後半アディショナルタイムに決勝ゴールをマーク。リヴァプールのクラブ史上初めて得点を挙げたGKとなった。プレミアで得点を挙げたGKはアリソンで6人目だったが、ヘディングでネットを揺らしたのは彼が初めてだった。

努力が水の泡に…

レスターは今季、どのクラブよりもトップ4に入っていた期間が長かったという(計242日)。さらに言えば、ここ2シーズンの93パーセントで4位以上をキープしているという。しかし、2年連続で5位フィニッシュ。今季も最後の最後にCL出場権を逃してしまった。

日々の積み重ね

それでもレスターは、プレミアリーグ史上初の記録を残している。FWケレチ・イヘアナチョが、同一シーズン中に“すべての曜日”で得点した史上初めての選手となったのだ。新型コロナウイルスの影響で平日開催も多く、過密日程が選手たちを苦しめたが、日々の積み重ねによってこんな“珍記録”も生まれた。

ワンマンショー

トッテナムのハリー・ケインは、今季のプレミアで23ゴール14アシストを記録。得点王とアシスト王の“ダブル”を達成した。1993-94シーズンに元イングランド代表FWアンディー・コールが受賞して以来27年ぶり、史上2人目の快挙だった。

ローンスター

残留争いに巻き込まれながら、ニューカッスルはラスト8試合で5勝を挙げ、12位でシーズンを終えた。ラストスパートの立役者となったのは、冬にアーセナルからレンタル移籍で加入したジョー・ウィロックだ。21歳のMFは4月以降、出場した7試合連続で得点を挙げた。これは、元イングランド代表FWアラン・シアラーが打ち立てたクラブ記録に並ぶものであり、プレミアリーグ史上最年少記録となった。

若さが希望

アーセナルは10代選手がゴールを決めたプレミアの試合で負けたことがないという。19日の第37節では、19歳のガブリエウ・マルティネッリが挙げた得点などで3-1の勝利を飾った。10代選手がネットを揺らすと、これまで60戦無敗。50勝10分けと抜群の成績を残している。ティーンエイジャーに希望を見出すべきかもしれない。

ホームアドバンテージが消滅

新型コロナウイルスの影響で“ホームアドバンテージ”が消滅したと言われるが、それは間違いではないようだ。2020-21シーズンのプレミアは、イングランドの上位4カテゴリーで初めて、ホームチームの勝利数(144)をアウェイチームの勝利数(155)が上回ったという。ファンがスタジアムにいないというのは、選手たちに確かな影響を与えているようだ。

メリーゴーランド(監督交代)がほぼストップ

「監督のメリーゴーランド」と言われるように、プレミアではシーズン途中に次々と監督が変わり、これが問題となっていた。しかし今季はそうはならなかった。道半ばで職を奪われたのは、ジョゼ・モウリーニョ(トッテナム)、クリス・ワイルダー(シェフィールド・U)、フランク・ランパード(チェルシー)、スラヴェン・ビリッチ(ウェスト・ブロムウィッチ)の4人だけ。シーズン途中に監督が変わった数としては、2005-06シーズン(3回)以来の少なさになるという。

(記事/Footmedia)


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