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ペップはCBの補強がイマイチ!?…過去の獲得選手を振り返ってみた

ペップがこれまで獲得してきたCBたち [写真]=Getty Images

 ベンフィカは27日、23歳のポルトガル代表DFルベン・ディアスがマンチェスター・Cへ完全移籍することで合意に達したと発表。マンチェスター・Cも29日に同選手の獲得を正式発表した。

 ベンフィカによれば、R・ディアスの移籍に関しては、6800万ユーロ(約83億円)に加えて、ボーナス360万ユーロ(約4億4000万円)がマンチェスター・Cから支払われるという。マンチェスター・Cがセンターバックの獲得に動いていたのは公然の事実だったため、同選手の獲得に驚きはないものの、高額な移籍金はイギリス国内でも話題となっているようだ。

 そんな中、元リヴァプールDFのジェイミー・キャラガー氏はイギリスメディア『スカイスポーツ』で、あることを指摘した。それはジョゼップ・グアルディオラ監督のセンターバックの補強歴について。同氏は「ペップの過去を振り返ると、センターバックの補強に関しては、バルセロナ時代を含めてもあまり良くない」と述べ、スペイン人指揮官の盲点だと主張したのだ。

 では、実際のところはどうなのか。今回は、グアルディオラ監督がこれまでに獲得したセンターバックについて振り返ってみる。

※以下の移籍金はすべて『transfermarkt』を参照

■バルセロナ監督時代(2008年~2012年)

ジェラール・ピケ

ジェラール・ピケ

(写真は2008年のもの) [写真]=Getty Images

国籍:スペイン
獲得当時の年齢:21歳
移籍/移籍金:マンチェスター・U→バルセロナ(2008年/500万ユーロ)

グアルディオラ監督がバルセロナのトップチームを率いて最初に獲得したセンターバックがピケだった。マンチェスター・Uからの出戻りであったが、1年目から大活躍。3冠獲得に大きく貢献し、今もバルサの守備リーダーとして君臨している。もっとも、グアルディオラ監督が獲得した選手とはいえ、バルサの下部組織出身で、指揮官が求めるプレースタイルへの理解がもともとあった。そこは差し引いて考える必要がありそうだ。

マルティン・カセレス

マルティン・カセレス

(写真は2008年のもの) [写真]=Getty Images

国籍:ウルグアイ
獲得当時の年齢:21歳
移籍/移籍金:ビジャレアル→バルセロナ(2008年/1650万ユーロ)

ピケと同じタイミングでバルセロナ入りが決まったのが、ウルグアイ代表DFのカセレスだった。移籍金はピケを上回る額だったが、ケガなどもあって公式戦の出場数は23試合のみ。センターバックとしては、カルレス・プジョル、ラファエル・マルケス、ジェラール・ピケに次ぐ4番手という立場だった。2年目からは2シーズン連続でレンタル移籍。再びバルセロナでプレーすることなく、2011年にセビージャへの完全移籍が発表された。

ドミトロ・チグリンスキー

ドミトロ・チグリンスキー

(写真はシャフタール在籍時の2009年のもの) [写真]=Getty Images

国籍:ウクライナ
獲得当時の年齢:22歳
移籍/移籍金:シャフタール→バルセロナ(2009年/2500万ユーロ)

グアルディオラはバルセロナの監督就任1年目でクラブ史上初の3冠を達成。迎えた2年目に自身の強い希望で獲得したのが、シャフタールに所属していたウクライナ代表DFチグリンスキーだった。しかし、バルサのスタイルに適応できず、新たな補強資金確保のために1年での放出を余儀なくされた。本人は後に「2500万ユーロの移籍金がプレッシャーだった」ともこぼしている。今では、“バルサ史上最悪の補強選手”の一人に挙げられる。

■バイエルン監督時代(2013年~2016年)

メディ・ベナティア

メディ・ベナティア

(写真は2014年のもの) [写真]=Getty Images

国籍:モロッコ
獲得当時の年齢:27歳
移籍/移籍金:ローマ→バイエルン(2014年/2600万ユーロ)

2014年夏、マンチェスター・Cやチェルシーらとの争奪戦を制して、チームに迎え入れることに成功。イタリアで培った守備力を武器に活躍が期待されたが、ジェローム・ボアテングやダンテからポジションを奪うことができず、ペップのもとでプレーした2年間の出場数は46試合にとどまった。2019年に行われたインタビューでバイエルン時代のことを振り返ったベナティアは、「ペップの下で毎日新しい発見があった」と話したものの、「人間関係はあまり重視しない人だ」として指揮官の特徴を明らかにした。

ザーダール・タスキ

ザーダール・タスキ

(写真は2016年のもの) [写真]=Getty Images

国籍:ドイツ
獲得当時の年齢:28歳
移籍/移籍金:スパルタク・モスクワ→バイエルン(2016年/レンタル)

ボアテングやハビ・マルティネスらセンターバックの相次ぐ負傷により、2016年2月に半年間のレンタル契約で獲得。ドイツ代表歴を持ち、シュトゥットガルトでは主将を務めた選手だったが、グアルディオラ監督は、本職がボランチのジョシュア・キミッヒや左サイドバックのダヴィド・アラバをセンターバックとして優先的に起用した。指揮官がリクエストした補強ではなかったかもしれないが、バイエルンでの出場はわずか3試合のみ。タスキ本人も「プレーしないと分かっていたら、移籍はしなかった」と不満をこぼした。

■マンチェスター・C監督時代(2016年~)

ジョン・ストーンズ

ジョン・ストーンズ

[写真]=Getty Images

国籍:イングランド
獲得当時の年齢:22歳
移籍/移籍金:エヴァートン→マンチェスター・C(2016年/5560万ユーロ)

グアルディオラ監督がマンチェスター・Cにきて最初に獲得したセンターバックがストーンズだった。ペップ・スタイルへの順応は比較的スムーズだったが、度重なるケガもあって真のブレイクには至らず。単純な判断ミスも散見され、ギャラガー氏も「彼の獲得はうまくいっていない」と結論づけている。ただニコラス・オタメンディが退団し、エリック・ガルシアの放出も濃厚となっているため、右利きのセンターバックとして再び存在価値を高めるチャンスではある。シティで5年目を迎える今季は勝負の1年となりそうだ。

アイメリク・ラポルテ

アイメリク・ラポルテ

[写真]=Getty Images

国籍:フランス
獲得当時の年齢:23歳
移籍/移籍金:アスレティック・ビルバオ→マンチェスター・C(2018年/6500万ユーロ)

ピケを除けば、グアルディオラ監督が獲得したセンターバックの中で最も活躍している選手と言えるだろう。マンチェスター・Cへの加入当初はプレミアリーグ特有の激しいプレーに戸惑いを見せることもあったが、2018-19シーズンからはセンターバックの1番手として不動の地位を築いた。昨季はケガで長期離脱を余儀なくされたが、むしろ存在の大きさを痛感させる結果に。まさに替えの利かない選手だ。

ネイサン・アケ

ネイサン・アケ

[写真]=Getty Images

国籍:オランダ
獲得当時の年齢:25歳
移籍/移籍金:ボーンマス→マンチェスター・C(2020年/4530万ユーロ)

今夏、ボーンマスから完全移籍で加入したアケ。グアルディオラ監督が求める“左利きのセンターバック”であり、プレミアリーグでの経験値も十分にある。しかし27日に行われたレスター戦では、ゴールを挙げたものの5失点を喫して完敗。ほろ苦いホームデビュー戦となった。ただ真価を問われるのはこれからで、R・ディアスと共にチームをさらなる高みに導けるのか要注目だ。

(記事/Footmedia)

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