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22日に行われるプレミアリーグ第18節では、トッテナムが本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムにチェルシーを迎える。両チームの勝ち点差は3ポイント。この試合に勝った方がトップ4でクリスマスを迎えられる重要な一戦だ。ジョゼ・モウリーニョ監督とフランク・ランパード監督の師弟対決にも注目が集まる今回の“ロンドン・ダービー”について、知っておきたい7つのトピックを紹介する。
チェルシーはトッテナム戦が得意!?
チェルシーはトッテナムに対して大きく勝ち越している。プレミアリーグでの通算対戦成績は28勝19分け7敗。チェルシーがプレミアで最も多くの勝利を挙げている相手がトッテナムだ。アウェイでも11勝10分け6敗と勝ち越しており、トッテナムの旧本拠地『ホワイト・ハート・レーン』はかつて、チェルシー・ファンから「スリー・ポイント・レーン」と呼ばれていた。しかし、最近の13対戦は2勝5分け6敗と分が悪く、さらに今回は新スタジアム『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』での初ゲームとなる。過去のデータは参考にはならないかもしれない。
好対照なチーム状況
両チームは対照的な状態で今回のダービーを迎えようとしている。トッテナムはジョゼ・モウリーニョ監督の就任以降、プレミア5試合を戦って4勝1敗。この1カ月で14位から5位まで浮上した(前節終了時)。対するチェルシーは同期間で1勝4敗。4位の座は維持しているものの、モウリーニョ監督就任前に12ポイントもあったトッテナムとの勝ち点差は3ポイントに縮まった。得失点差でトッテナムが上回っているため、この試合を制した方がトップ4でクリスマスを迎えることになる。トッテナムの勢いが勝るのか、それともチェルシーが意地を見せるのか。要注目だ。
主役はモウリーニョ

トッテナムを率いるモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images
この試合の主役はモウリーニョ監督で決まりだろう。ポルトガル人指揮官は2004年から2007年、そして2013年から2015年の二度にわたってチェルシーを率い、プレミアリーグ優勝3回を含む8つのタイトルを“ブルーズ”にもたらした。プレミア2連覇を成し遂げた第一次政権のリーグ戦勝率は驚異の71パーセント。クラブとは相思相愛の関係で、“チェルシーのサポーターが好きすぎて”トッテナムからのオファーを断った過去もあったという。ただ、その愛が強すぎるゆえか、4年前にチェルシーと退団して以降、マンチェスター・Uの指揮官として迎えた7度の古巣対決は2勝1分け4敗と負け越している。トッテナムの指揮官として迎える初のチェルシー戦はどんな結末を迎えるだろうか。
師弟対決

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チェルシーのフランク・ランパード監督とモウリーニョ監督の“師弟対決”も注目ポイントの1つだ。ランパード監督は現役時代、チェルシーで公式戦648試合に出場。その3分の1にあたる215試合は、モウリーニョ体制下で記録したものだった。モウリーニョ第一次政権で不動の主力として活躍したランパード監督が、ポルトガル人指揮官から少なからぬ影響を受けているのは間違いない。なお両者が監督として対戦するのは、今回で2度目。初対決は昨シーズンのカラバオ・カップ3回戦で、ランパード監督率いるダービー・カウンティ(イングランド2部)が、『オールド・トラフォード』でモウリーニョ監督のマンチェスター・UをPK戦の末に下している。師匠としては、2連敗は避けたいところだが、果たして。
“モウリーニョ・チルドレン”にも注目
若手の活躍が評価されている今季のチェルシーだが、この試合では“モウリーニョ・チルドレン”に注目するのも良いだろう。モウリーニョ監督がチェルシーを率いていた当時、10代でレギュラーに抜擢されたクル・ズマ、マンチェスター・Uで再タッグが何度も噂されたウィリアン、そして「彼が11人いればチャンピオンズリーグ(CL)を制覇できる」という最大限の賛辞を引き出したセサル・アスピリクエタはその筆頭だ。また、直接の指導は受けていないものの、アカデミー出身のメイソン・マウントは『スタンフォード・ブリッジ』でボールボーイを務めた際に、「CLでリードをしている時はボールをすぐにピッチへ戻さないように」とモウリーニョ監督から英才教育を受けたことがあったとか。ピッチの随所に“モウリーニョ・イズム”が垣間見えるかもしれない。
“チェルシー・キラー”の2人

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チェルシーは、トッテナムのデレ・アリとクリスティアン・エリクセンに注意が必要だろう。両選手ともにプレミアでのチェルシー戦を得意としており、アリは出場した5試合で5ゴール2アシスト、エリクセンは最近7試合で2ゴール6アシストを記録している。特に、アリはモウリーニョ監督就任以降の5試合で3ゴール3アシストをマークするなどスランプを完全に脱した。移籍の噂が絶えないエリクセンも、前節のウルヴァーハンプトン戦で決勝点をアシストする大仕事をやってのけ、さらなる奮起が期待できそうだ。
予想オッズは?
イギリス大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』は日本時間20日正午現在、トッテナムの勝利に「2.35倍」、チェルシーの勝利に「2.87倍」、ドローに「3.60倍」というオッズを付けている。チェルシーを知り尽くすモウリーニョ監督の下で勢いに乗るトッテナムが“やや優勢”という予想だ。“ロンドン・ダービー”を制し、笑顔でクリスマスを迎えるのはトッテナムか、それともチェルシーか。試合終了のホイッスルが鳴るまで目が離せない。
(記事/Footmedia)
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