レアルへの移籍が発表されたクルトワ [写真]=AMA/Getty Images
レアル・マドリードは8日、チェルシーからベルギー代表GKティボー・クルトワを完全移籍で獲得したことを発表した。6年契約を結び、移籍金は正式公表されていないが、イギリスメディア『エクスプレス』によると3500万ポンド(約50億円)にのぼるという。
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— Real Madrid C.F. 🇬🇧🇺🇸 (@realmadriden) August 8, 2018
クルトワは、8月9日にメディカルチェックを行い、その後サンティアゴ・ベルナベウ(レアル・マドリードの本拠地)で入団発表が行われる予定。
2009年、当時17歳でヘンクのトップチームデビューを飾ったクルトワは、2010-11シーズンにリーグ戦42試合で32失点、14試合を無失点に抑えるなどリーグ優勝の立役者となり、リーグ最優秀GKとクラブのシーズン最優秀選手に選ばれた。
2011年にチェルシーに移籍すると、すぐさまアトレティコ・マドリードへレンタル移籍し、3シーズンでリーグ戦111試合に出場した。2014年にチェルシーへ復帰し、元チェコ代表GKペトル・ツェフからポジションを奪う形でレギュラーに定着。4シーズンでリーグ戦126試合に出場するとともに、プレミアリーグ優勝2回、FAカップ優勝1回とタイトル獲得に貢献した。
2018 FIFAワールドカップ ロシアにベルギー代表として出場。日本代表と決勝トーナメント1回戦で対戦したのち、母国を初の3位に導いた。
移籍に際し、クルトワは自身のフェイスブックでチェルシーへの感謝を述べている。
「やあみんな。僕にとってチェルシーでの4年間が、ファンタスティックな日々になったことに心から感謝している。チェルシーはいつも僕の心の中で特別なものになるだろう」
「クラブが僕の能力を大いに信じていくれたのは僕がわずか19歳の時だった。このような大きなクラブが僕を見てくれたという事実は、夢のようだったよ。アトレティコ・マドリードへの移籍は、僕がチェルシーに合ったゴールキーパーに成長する大きな助けになった」
「そして移籍から戻り、僕は世界で最も大きなチームの一員になることができて非常に満足した。プレミアリーグでプレーするという子供時代の夢を成し遂げたんだ。そしてプレミアリーグの2つのタイトル、リーグカップ、FAカップを獲得できたことは本当に誇りだよ!」
「この4年間、全チームメイトとテクニカルスタッフに感謝している。成功と素晴らしい瞬間をピッチの上およびピッチ外で共有できた。僕は他のすべてのチームメイトの助けなしには決して成功しないだろう」
「最後に、ファンに感謝したい。僕はみんなといつも一緒だ。きみたちは最高だよ」