チェルシー就任後初となる記者会見を行ったサッリ監督 [写真]=Getty Images
チェルシーのマウリツィオ・サッリ新監督が18日、就任後初めての記者会見を行った。
サッリ監督はまず英語で、「ここイングランド、ロンドンに来ることができて本当に嬉しく思う」と挨拶をしたが、「あまり英語が得意ではないから間違えてしまってはいけない」と、その後はイタリア語で語った。
「私にとってはとても難しい挑戦だが、魅力的であることも感じている。ここ(プレミアリーグ)には世界最高峰の監督と選手たちがいることは知っているし、とても険しい道が待っていることを理解している」
「プレミアリーグとセリエAの違いは強さだ。セリエAは戦術面での難しさがあるが、ここにいる選手たちはとても屈強だ。でも、そのことに動揺することはないし、うまくやるためには楽しまなければならない。ここ数年はプレミアリーグも変化している。試合中に英語以外の言葉が飛び交うようになったことは私にとっては自信になることだね」
チェルシーは今夏、ベルギー代表MFエデン・アザールを始め、同代表GKティボー・クルトワや、ブラジル代表MFウィリアン、イングランド代表DFガリー・ケイヒルなどに退団の噂が伝えられている。サッリ監督はそのような選手たちとは「電話で話すよりも、直接顔を合わせて話す方がいい」と電話する予定はないことを明かし、移籍市場について語った。
「優れた選手を手元に置いておきたいと思うことは、どのクラブの監督でも同じことだろう。今後数日間は移籍市場がどのように動くかは見守る必要があるけど、私は一般的な監督よりもピッチにいることを好む監督だ。移籍市場をつまらないと感じている数少ない監督の一人だと私は思っているよ。移籍のことについて話したくはないし、興味もない。私が思う監督としての仕事は今いる選手たちを成長させることだ」
また、アザールと一緒にトレーニングをすることを楽しみにしているかと聞かれたサッリ監督は「彼はとてもレベルの高い選手で、ヨーロッパの2本か3本の指に入る選手だと思う」と称賛し、次のように続けた。
「彼と共に毎週のトレーニングを楽しみたいし、試合ではいい結果を残してもらい、シーズン終盤を優勝争いしている状況で迎えたい。彼の成長を手助けしていきたい。すでにとても高いレベルにいるからそれは決して簡単なことではないけどね」