マンチェスター・Cを率いるグアルディオラ監督 [写真]=Getty Images
現在、国内外で圧倒的な強さを見せているマンチェスター・C。だが、ジョゼップ・グアルディオラ監督は、自分達がヨーロッパ屈指の強豪になったと判断するのは時期尚早だと考えているようだ。
マンチェスター・Cは今シーズン、プレミアリーグでは2位マンチェスター・Uに16ポイント差を付けて首位を独走し、チャンピオンズリーグ(CL)でも決勝トーナメント1回戦・ファーストレグでバーセルにアウェイで4−0で圧勝して準々決勝進出が確実な状況にある。また、2月25日に行われたカラバオカップ(リーグカップ)ではアーセナルに3−0で快勝し、グアルディオラ監督は就任2シーズン目にして初タイトルを獲得した。
現在のマンチェスター・Cに対しては、グアルディオラ監督がかつて指揮官として黄金時代を築いたバルセロナを彷彿させるとの声も上がっている。だが、6日に行われたバーセルとのセカンドレグの前日会見で、「シティはバルセロナと同じレベルにあるか?」との質問を受けたグアルディオラ監督は、「ノー」と即答。その理由を問われると、次のように答えた。
「なぜなら、両チームにいるのは完全に異なる選手達だからだ。彼らはこれまで多くを勝ち取って来た。一方、我々は新しいチームであり、大半がこれからの選手だ。確かに今は『タイトルホルダーになった』と言えるけれども、彼らと比較できるものではない」
グアルディオラ監督はさらに、マンチェスター・Cがバルセロナと肩を並べるには相当な年月が必要であることを強調した。
「彼らと比較されるのは、我々にとって良いことではない。なぜなら、彼らはこの10年、いや15年から20年もの間、異なる監督および異なる選手と共に、毎シーズンのように多くのタイトルを取り続けて来た。一方、我々はまだ1つ目のタイトルを取ったに過ぎない。彼らのような類のチーム達に仲間入りするためには、本当に長い時間、すなわち何年間もトップレベルに居続けなければならない。繰り返しになるが、我々はまだ1つしかタイトルを獲得していないのだ」
なお、両チームは昨シーズンのグループステージで対戦しており、第3節ではバルセロナが4−0で圧勝するも、第4節はマンチェスター・Cが3−1で雪辱を果たし、いずれもホームチームの勝利に終わっている。現在行われている決勝トーナメント1回戦では、マンチェスター・Cが勝ち抜きをほぼ手中に収めているため、バルセロナがチェルシーを下した場合、両者が準々決勝で再び顔を合わせる可能性が生まれる。
グアルディオラ監督にとっては、バイエルンの指揮官として苦杯を嘗めた2014−15シーズンの準決勝も含め、早くも3度目の古巣との対戦となるが、実現すれば変わらぬ盛り上がりを見せること間違いないだろう。
文=北村敦