2017.10.29

イングランドに黄金世代到来?…ユース世代でW杯独占、国際タイトルは4つ

U-17イングランド代表
U-17W杯を制したイングランド代表 [写真]=FIFA via Getty Images
サッカー総合情報サイト

 FIFA U-17ワールドカップインド2017の決勝が28日に行われ、U-17イングランド代表がU-17スペイン代表を5-2で下し、優勝を達成した。

 6月にはFIFA U-20ワールドカップ韓国2017で初優勝を飾り、アンダー世代のW杯すべてで頂点に立った“ヤングライオンズ”(イングランドユース代表の愛称)。今年の国際大会ではW杯だけでなく、欧州選手権(EURO)やその他の国際大会で合わせて4つのタイトル、1つの準優勝を達成しており、まもなくイングランドに黄金世代が訪れるのでは、との声も出てきた。

 ヤングライオンズの歩みを振り返ると、5月に行われたU-17欧州選手権では決勝戦まで進み、U-17W杯と同じくスペインと対戦。フィル・フォーデン(マンチェスター・C U-18)らがゴールを決めたものの、PK戦で惜しくも敗れて優勝とはならなかった。

 6月、彼らより1つ上の世代によるU-20W杯ではベネズエラを下し初優勝。大会最優秀選手にはドミニク・ソランケ(チェルシー→リヴァプール)が選ばれた。また同時期に行われたトゥーロン国際大会でもイングランドは優勝。主要メンバーはU-20W杯に参加していたものの、18歳以下の選手中心のチームで大会を制覇し、ダブル優勝を飾った。

U-20イングランド代表

ソランケを中心にU-20W杯優勝を果たした [写真]=FIFA via Getty Images

 こちらも6月に行われたU-21欧州選手権では、PK戦で惜しくも優勝国ドイツに敗れ、ベスト4の成績。この世代にはジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)、ジェームズ・ウォード・プラウズ(サウサンプトン)、デマレイ・グレイ(レスター)などがいた。

 7月に行われたU-19欧州選手権では、オランダ、ドイツ、チェコらを下して決勝進出。決勝ではポルトガルを撃破し、大会5戦5勝と完璧な優勝を飾った。大会最優秀選手にはメイソン・マウント(チェルシー→フィテッセ ※レンタル)が選ばれた。

U-19イングランド代表

ポルトガルを破り、U-19欧州選手権を制したイングランド [写真]=Getty Images

 そして今月のU-17W杯。イングランドは日本やブラジルなどを下して勝ち上がり、奇しくもU-17欧州選手権決勝と同じスペインとの対戦になった。2点を先行される苦しい展開ながら、大会得点王のリアン・ブリュースター(リヴァプールU-23)や最優秀選手に選ばれたフォーデンのゴールで逆転勝利。見事リベンジを果たし、イングランドに今年4つ目のタイトルをもたらした。

 近年の国際大会では、スペインやドイツ、フランス、ポルトガルといった強豪国の後塵を拝してきた印象の強いイングランド。今年はアンダー世代が大躍進を見せ、U-17、U-19、U-20、U-21のすべての世代で傑出したパフォーマンスを見せた。彼らが数年後、どのような成長を見せ、スリーライオンズ(イングランド代表の愛称)に1966年以来のW杯優勝をもたらすことができるか、注目していきたい。

■イングランドユース代表の主要大会結果
・U-17欧州選手権…準優勝
・U-19欧州選手権…優勝
・U-21欧州選手権…ベスト4
・U-17W杯…優勝
・U-20W杯…優勝
・トゥーロン国際…優勝

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