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【チェルシー戴冠への道】プレミア最終節、本拠地ラストマッチのテリーへ捧げる勝利を!

14歳からチェルシーに在籍したテリーは今季限りでの退団が決まっている [写真]=Chelsea FC

 撃ち合いの末に4-3で勝利した前節ワトフォード戦は、チェルシーにとってプレミアリーグ制覇を祝うド派手な打ち上げ花火のようだった。

 らしくなかった3失点は、優勝の美酒による二日酔いということにしておこう。それよりも、圧巻の4発で相手をねじ伏せた得点シーンの方が、どれもなかなか印象的だった。

 ここまで全試合フルタイム出場で堅守を支えてきたセサル・アスピリクエタがシーズン初ゴールという“ご褒美”を授かり、『YOKOHAMA TYRES』の文字が入ったシャツの胸にある、クラブエンブレムにキスをした。つい3日前の劇的な優勝決定弾が記憶に新しかったミヒー・バチュアイの連続ゴールも飛び出した。3-3で迎えた88分、途中出場のセスク・ファブレガスが決めた劇的な勝ち越しゴールも、観衆を大いに盛り上げた。新王者の姿を見ようとスタンフォード・ブリッジに集まったサポーターにとって、十分に楽しめる内容だったのではないだろうか。

 上記3ゴールが生まれる少し前、つまり賑々しいパーティーゲームの口火を切ったのは、今シーズン限りで退団が決まっているジョン・テリーの先制点だった。久々にキャプテンマークを巻いて先発した男は千両役者ぶりを見せつけ、開始22分にセットプレーから自身のリーグ通算41ゴール目でネットを揺らした。これはDFのプレミア歴代最多得点記録である。

前節のワトフォード戦で先発出場したテリーは見事にゴールを決めてみせた [写真]=Chelsea FC

 ロンドンで育ち、14歳からチェルシーに在籍し、17歳でプロ契約を結んだテリーのデビュー戦は1998年10月28日、リーグカップのアストン・ヴィラ戦だった。それから19年間、2000年に短期レンタル移籍したノッティンガム・フォレストでの数試合を除き、テリーはチェルシーに身も心もすべてを捧げてきた。公式戦出場試合数「716」はクラブ歴代3位。プレミアリーグ出場試合数「491」はクラブ歴代最多。さらに“ワンクラブ”でのプレミア450試合出場達成者はテリーの他にライアン・ギグス、ジェイミー・キャラガー、スティーヴン・ジェラード、ポール・スコールズの4人しかいない。

 2004年、ジョゼ・モウリーニョ監督(当時)から若くしてキャプテンマークを任されると、そこからプレミア連覇を果たす黄金チームを先頭に立って引っ張った。どんな近距離から思いっきりシュートを撃たれても、躊躇なく、勇敢に体を投げ出してゴールを死守する姿はあらゆるチームメートの闘志に火をつけ、あらゆるサポーターの心に響いた。ともに長くチームを支えた盟友フランク・ランパードは、堂々たるその姿を「man’s man(男の中の男)」と評したものだ。

 キャプテンとして数々のトロフィーを掲げてきた一方で、クラブの顔として酸いも甘いも味わってきたテリーは、それこそ雨のモスクワで行なわれたチャンピオンズリーグ決勝で“決めれば優勝”のPKを失敗したこともあれば、ケガに泣かされたことも、様々な批判にさらされたこともあった。そして今シーズンは、ついにレギュラーの座を陥落し、仲間たちをベンチで見守るしかない苦しい日々を過ごしてきた。

 しかし、仲間たちは知っている。テリーの体には“青い血”が流れており、誰よりもクラブに無償の愛と献身を捧げてきたことを。アントニオ・コンテ監督は言う。
「ジョンは本当に重要な選手だ。今シーズンは数え切れないほど助けられている。どんな指示も受け入れ、チーム、そして選手1人ひとりをサポートしてきてくれた。こんな選手がチームにいるなんて自分は幸せ者だ」

 選手も含め、同僚なら誰もが同じ気持ちだろう。今季の優勝チームを作りあげたのはコンテだが、一枚岩のグループであり続けることができたのは、率先してチームファーストを体現し、悔しさを噛み殺しながらも「もう自分はプレーしない方がいい。それはチームが勝ち続けていることを意味するわけだから」と言うテリーの存在があったからだ。

テリーからキャプテンマークを受け継いだのはDFとしてともに戦ったケイヒルだった [写真]=Chelsea FC

 21日(日)に行なわれるプレミアリーグ最終節のサンダーランド戦は、そんなテリーがスタンフォード・ブリッジでプレーする最後の機会となる。試合後には優勝トロフィーとメダルを授与するセレモニーも控えている。トロフィーを受け取るのは、もちろんクラブキャプテンであるテリーの役目だ。

 しかし、テリーは1人でその瞬間を迎えるつもりはない。トロフィーは「ギャリー・ケイヒルと一緒に掲げる」と明言しているのだ。

 ケイヒルは今シーズン、テリーに代わって腕章を巻き、ピッチに立ち続けた副キャプテンだ。ボルトン時代から憧れのテリーを見てセンターバックとしての実力を磨き、近年はそれこそ往年のテリーを思わせる存在感を攻守にわたって発揮し、今季はリーダーとしての風格も随分と増した。次期キャプテンにして、まさにテリーの後継者である。

 今年、2017年で創業100周年を迎える横浜ゴムは、技術やノウハウはもちろん、モノづくりに懸ける情熱や信念といった“心”を受け継ぎながら、長い歴史を紡いできた。チェルシーもまた同じであり、今節は世界中のファンが見守る優勝セレモニーが、先達から後継に“クラブの魂”を伝える儀式の場となるのだ。

■YOKOHAMA TYRES × CHELSEA FC

横浜ゴムは『Push the limit』という全5作からなる新ショートムービーシリーズでチェルシーを応援中!

『Push the limit』とは、YOKOHAMAのタイヤ作りのポイントをCHELSEA選手の特徴になぞらえて作った動画で、シーズン終了時までに2週間毎にチェルシー及び横浜ゴムのSNSにて新作を配信予定。ディエゴ・コスタ、ウィリアン、カンテに続き、第4回目はコンテ監督のムービーを配信中!

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