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代表ウイーク明けの悩み解決へ…ビッグクラブ間で広まる“相乗りの輪”とは?

2016.11.15

ブラジル代表に招集されているコウチーニョ、フィルミーノ、ウィリアン、フェルナンジーニョ(左から) [写真]=Getty Images

 各国の代表選手が数多く在籍するヨーロッパのビッグクラブにとって、国際Aマッチウイーク明けのリーグ戦は悩みの種となっている。とりわけ、長距離移動を強いられる南米系のスターを抱えるクラブの監督たちは、週末の試合に向けて代表組の疲労が気になって仕方がないはずである。そこで、プレミアリーグ優勝を争っているリヴァプールチェルシー、マンチェスター・Cの3クラブが手を組んだ。

 イギリス紙『サン』などによれば、ブラジル代表に招集された選手たちを少しでも早くイングランドへと帰還させるため、上記3クラブは12万ポンド(約1600万円)ずつを支払う“割り勘”でプライベートジェットをチャーターしているという。

 同乗するのは、リヴァプールブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョや同MFロベルト・フィルミーノ、チェルシーの同MFウィリアン、マンチェスター・Cの同MFフェルナンジーニョ(マンチェスター・C)といった面々。ブラジル代表は15日(火曜日)に敵地リマで行われる2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第12節のペルー代表戦に臨むが、同試合終了後にプライベートジェットに乗り合わせ、およそ12時間半のフライトで帰途につく予定となっている。

 報道によると、チャーター機を使うことによって、“セレソン組”の帰還を半日以上も早めることが可能となる。火曜日の試合後、クラブへの到着を木曜日の夜まで待たなければいけないこともあったというが、今回の“割り勘作戦”によって、選手たちが回復に充てる時間を多く確保することができるというわけだ。

 実はこの“割り勘作戦”、今回が初めてではなく、10月の国際Aマッチウイーク後にも行われている。さらに今回は、ブラジル代表DFチアゴ・シウヴァと同DFマルキーニョスが所属するパリ・サンジェルマンもコストを負担する模様。資金力のあるビッグクラブによる“相乗りの輪”は、今後さらに広がっていくかもしれない。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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