シャドリ(左)はベルギー代表復帰でピューリス監督(右)との約束を果たした [写真]=Getty Images
ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)のトニー・ピューリス監督は、同クラブに所属するMFナセル・シャドリが代表に復帰した暁にはディナーをご馳走してもらう約束を取り付けていたと明かした。地元紙『バーミンガム・メール』が伝えている。
昨シーズンまでトッテナムに所属していたシャドリはコンスタントな出場機会を得られずにいると、ユーロ2016のベルギー代表メンバーからも落選。すると同選手は苦しい状況を打開すべく、今夏にWBAへの移籍を決断した。そんなシャドリに対して、ピューリス監督は「君は代表に復帰できる。もし復帰したら、私にディナーを奢らないといけない」と伝えていたという。
果たして、指揮官の“賭け”は的中する。シャドリはWBA加入後から出場したプレミアリーグの最初4試合で3得点2アシストと大活躍。すぐにベルギー代表のロベルト・マルティネス監督の目に留まり、今月行われたワールドカップ欧州予選のベルギー代表メンバーに選ばれたのだ。
「どこのレストランに行くか? それは彼に任せよう。だって、彼の方が私よりもお金持ちだからね!」
ピューリス監督はそう冗談を交えて、教え子の代表復帰を称えたが、クラブ史上最高額の1300万ポンドで獲得したシャドリが期待以上の活躍を見せてくれていることも二重の喜びとなっているはずだ。
シャドリはさらに15日に行われたトッテナム戦で、チーム唯一のゴールをマーク。古巣相手に“恩返し弾”を決めて、チームに貴重な勝ち点1をもたらした。次の恩返しの相手であるピューリス監督にはどんなご馳走をプレゼントするのか、地元ファンならずとも注目されるところだ。
(記事/Footmedia)