ファン・ハール監督、解任報道に激怒…わずか4分58秒で会見終える

　マンチェスター・Uを率いるルイ・ファン・ハール監督が記者会見で報道陣に激怒した。23日付のイギリス紙『デイリーメール』が報じている。

　マンチェスター・Uはチャンピオンズリーグでグループステージ敗退となり、プレミアリーグでは4試合勝利がなく、順位を5位まで落としている。イギリス各紙は成績が振るわないファン・ハール監督が解任され、17日にチェルシーの指揮官を解任されたジョゼ・モウリーニョ氏が新たに監督に就任すると報じていた。

　ファン・ハール監督は会見で、「私は自分が解雇されたという記事を読んだ。そして私の同僚であるモウリーニョがすでにこの場所にいるらしい」と自身の解任報道に触れた。その上で、「だれか私に謝罪する人間はいないのか」と報道陣に怒りをあらわにした。

　さらに、「私が今この会見にいるのはプレミアリーグのルールだからだ。別に君たちに何かを話したいわけじゃない。私の発言は君たちによって勝手な文脈へと変えられるからね」と記者団に対してコメントを控える意向を示した。

　終始、記者団に激怒していたファン・ハール監督は会見をわずか4分58秒で終えた。会見ではリーグ第18節のストーク戦に向けた意気込みを語るはずだったが、「今は次の試合に集中している」とコメントするにとどまった。

　マンチェスター・Uは26日にアウェーでストークと対戦し、28日にホームでチェルシー戦に臨む。