右SBで先発出場したサウサンプトンDF吉田麻也 [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第19節が28日に行われ、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンとチェルシーが対戦した。
2連勝中の4位サウサンプトンが、未だ1敗のみで首位にいるチェルシーをホームのセント・メリーズに迎えての一戦となった。吉田は右サイドバックで先発出場している。
試合は開始17分に動く。サウサンプトンは、ドゥシャン・タディッチからの浮き球のパスで抜け出したサディオ・マネがGKティボー・クルトワとの1対1をループ気味のシュートで決めて、先制に成功した。
このままスコアは動かず進み、アディショナルタイムに入って46分、セスク・ファブレガスからのパスでエリア内左に抜け出したエデン・アザールが、中央へ切り込んで右足を振り抜くと、ゴール右に決まり同点となった。その後、前半終了のホイッスルで、チェルシーが1-1に追いついて折り返す。
チェルシーはアンドレ・シュールレに代えてウィリアンを投入し後半を迎えた。60分には、左サイドからセスクが浮き球のパスを入れると、エリア内のアザールが胸トラップから反転してシュートを放つが、枠をとらえられられない。
62分、サウサンプトンは警告を受けていた吉田に代えてフローリン・ガルドシュをピッチに送り出した。80分を越えて、チェルシーが猛攻を仕掛けるも、サウサンプトンは堅い守備を見せる。しかし88分、チェルシーのカウンターを防ごうとしたモルガン・シュネデルランがセスクを倒してしまい、この日2枚目のイエローカードで退場。サウサンプトンが数的不利となった。
すると90分、エリア内の右からアザールがグラウンダーのボールを中央に送ると、途中出場のディディエ・ドログバがヒールで流し込もうとするが空振りに終わった。
試合はこのまま終了。先制をしたサウサンプトンは追いつかれるも、堅い守備でチェルシーに逆転を許さず、年内最終戦を1-1の引き分けで終えた。