2014.12.22

プレミアリーグ、7つのクリスマス・パーティー事件簿

ウェストハムのスタジアムに現れたサンタクロース [写真]=Getty Images

 街はすっかりクリスマスムード。過密日程のプレミアリーグにはクリスマス休暇がないが、選手たちもちょっとした息抜きにささやかなパーティーを催すこともある。

 しかし、ハメを外しすぎてしまって‥‥という例もたくさんある。

 今月7日、イギリス紙『ザ・サン』は、QPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)の選手たちがロンドンのパブでパーティーを開き、トラブルを起こしたと報道。同紙によれば、店に居合わせた一般客がリオ・ファーディナンドに飲み物をこぼしてしまったことが火種となってケンカが始まり、喧噪の中でDFのスティーヴン・コーカーが頭部を切って病院に運ばれたという。

 クラブはコーカーが「自分で転んでケガをした」と説明し、パーティーでの乱闘を否定した。コーカー自身も、直後のエヴァートン戦を欠場しただけで、続く20日のウェストブロム戦には元気に出場しており、大事にはいたらなかった様子。だが、国内のフットボール・ファンは、パブでその日に“何か”あったはずだと信じていることだろう。

 それもそのはず、イングランド・フットボールとクリスマス・パーティーには、浅からぬトラブルの歴史があるからだ。今回は、そんな歴史の一部を紹介したい。

◆キャラガーの“ストリップ”事件(1998年)

 ストリッパーを呼んでパーティーを楽しんだリヴァプールの面々。すっかりゴキゲンになった当時20歳のジェイミー・キャラガーが服を脱ぎだし、ストリッパーと踊り狂う様子がタブロイド紙に掲載され、大きな話題となった。

 ちなみに、当時在籍した若き日のマイケル・オーウェンは部屋の隅っこで隠れるように友人の痴態を見て見ぬふり。DJ役をやっていたポール・インスはターンテーブルから心配そうに後輩を眺めていたとか‥‥。

◆ファウラーの“パパラッチ”事件(2001年)

 当時チャンピオンズリーグ(CL)ベスト4に進出するなど絶好調だった“ヤング・リーズ”の中では中堅だったロビー・ファウラーだが、ヤンチャぶりは若い頃そのままだった。リーズのパーティーを嗅ぎつけ、選手の酔っぱらい姿を撮ろうとしたパパラッチの1人をぶん殴ってカメラを破壊。すぐにファウラーは警察のお縄につき、独房で一夜を過ごすことに。

◆フォックスの“トイレ”事件(2001年)

 ウェストハムのパーティーでは、前年までサンフレッチェ広島に在籍していたDFハイデン・フォックスがとんでもない行動に。バーのVIPルームで泥酔した彼は、バーカウンターをトイレと間違えて用を足してしまったのだ。これが従業員の怒りを買い、選手全員がバーを追い出されたのはもちろん、損害賠償請求までされてしまった。

◆サヴェージ対ワイズの“タイマン”事件(2001年)

 レスターには、同じ檻に入れてはいけない2人の“あらくれ”がそろってしまった。デニス・ワイズがロビー・サヴェージを挑発して場の空気が悪くなると、サヴェージはワイズの顔にチョコレートを塗りたくって反撃。今度はワイズがサヴェージの恋人にセクハラを始めたことで、両者は結局、ナイトクラブで拳を交えることに。

◆バートンの“葉巻”事件(2004年)

 マンチェスター・Cのクリスマス・パーティーで、ジョーイ・バートンとあるユース選手が揉め事を起こした。するとバートンは、なんと18歳の青年の左まぶたに葉巻を押しつけるという蛮行に出た。幸い青年が失明することはなかったが、クラブはバートンに週給6週間分の罰金を言い渡した。

 そんな悪童バートンも、実は冒頭に挙げた今月のQPRのパーティーでは、争う選手たちと一般客の仲裁に奮闘していたとか。時代は変わったものである。

◆マンチェスター・Uの“飲酒マラソン”事件(2007年)

 プレミアリーガーのクリスマス史上「最悪」と言われるのがこのパーティー。リオ・ファーディナンドが幹事を務め、厳選された80人の美女たちとともに、選手たちがホテルで15時間の“飲酒マラソン”を行うというトンデモ企画が行われた。

 パーティー後には選手たちが美女を連れてホテルの部屋に消えていったと報じられ、若き日のジョニー・エヴァンスには強姦容疑までかかった(後に無罪放免となったが)。当時のアレックス・ファーガソン監督がヘアドライヤーのスイッチを入れ、向こう数年間パーティーが禁止になったことは言うまでもない。

◆トッテナムの“シークレットパーティー”事件(2009年)

 パーティーが嫌いなのは、ハリー・レドナップ監督も同じ。トッテナム時代に教え子から「オフにゴルフ旅行をしたい」と言われ、指揮官はこれを許可。だが、ロビー・キーンを中心に集まった選手たちは旅行先のダブリンで夜な夜な“シークレットパーティー”を楽しみ、タブロイド紙にそれをスッパ抜かれてしまった。

 首謀者と言われたキーンは、年明けの移籍市場でセルティックにローン移籍。表向きの理由は「出場機会を得るため」だったが、レドナップ監督がこの件で激怒したのが原因だともっぱらの噂だった。

(記事/Footmedia)

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