2014.12.12

チェルシーがプレミア初「生活賃金」支給クラブに…従業員の生活支援

チェルシー
チェルシーは「生活賃金」の導入を発表した。 [写真]=Getty Images

 プレミアリーグのチェルシーが11日、 2015年1月からプレミアリーグのクラブで初めて、スタッフに生活賃金を支給することで合意に達したことが明らかとなった。 同日のイギリス紙『デイリーミラー』が報じた。

「生活賃金」とは、生活水準の維持に必要な賃金を意味し、被雇用者は雇用主から生活維持に必要な金額と定められた時間給を受けることができる。

 同賃金は、雇用主に導入の遵守義務はなく、自主的な取り組みが勧められており、2001年からロンドンの市民団体『Citizens UK』が、導入を勧める運動を行い「生活賃金財団」も設立されていた。

 また、同財団によれば、生活賃金は毎年算定されるもので、現在はロンドンで時給9.15ポンド(約1700円)、ロンドン以外では時給7.85ポンド(約1460円)で、イギリスの最低賃金である時給6.50ポンド(約1200円)よりも高い設定となっている。

 生活賃金財団に公認されたと発表したチェルシーは、ロンドンに本拠地を置くためチームのスタッフに生活賃金のレートである時給9.15ポンドを支給するとされる。

 チェルシーのブルース・バック会長は、「責任ある雇用主として、我々はチームスタッフに生活賃金を支給することを誇りに思う。我々の決断は、雇用者のクラブへの貢献と努力に見合った給与を確約することを示した」と話した。

 一方、ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏は「イングランドのサッカーチームは世界中に名が知れわたっており、彼らの行動は細部に至るまで注目されている。生活賃金を支払うという最初のプロスポーツチームになることで、チェルシーは新たな模範となる」と語っている。

 なお、国際会計事務所のデロイトによると、プレミアリーグの20チームが2012-13シーズンに雇用者に支払った給与額の総計は17億8000万ポンド(約3382億円)にも及んだ。

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