日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・Uが、キャリントン練習場に選手分析用の高性能ビデオカメラを設置したことが明らかとなった。31日のイギリス紙『ミラー』が報じた。
ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は練習後に選手を分析し、ポジショニングやプレーを改善させるためにカメラを導入した。
北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンスはカメラ導入について次のように語っている。
「練習場ではかつてないほど細かい指示を受けている。クラブは数千ポンド(約50~150万円)を使ってビデオカメラを設置した」
「僕らはビデオ分析を使っており、監督はプレーを見直すことが可能になった。多くのチームが同じことをしていると思うけど、僕らの分析は非常に細かい」
「監督は『君はあと4.5メートル右に位置取りすべきだった』などと指摘してくるし、プレー中に何が起こっているかを確認できる。ある晩にビデオ分析をした時、僕は9メートルも位置取りを間違えていた」
「監督は選手たちを新布陣へ適応させるために時間をかけてくれているし、それは良い事だ。監督は『自分が多くの事を要求するから厳しくなるだろう』と僕らに言ったけど、それが僕らに設定された基準になる」
「選手全員が守らなければならない詳細な規律があるけど、それはみんなが分かっている事だから、やりやすいと思う。間違っている選手がいれば、他の選手が指摘して協力すると思う」
ファン・ハール監督は自身の哲学がユナイテッドに浸透するには3カ月を要すると語ったが、過去2週間共にしたチームには、すでに食事の時間を設定するなどし、規律が設けているとされる。最新の技術と分析を用いる智将の意図することは、8月16日に本拠地オールド・トラフォードで行われるスウォンジーとのプレミアリーグ開幕戦で明らかとなる。