スコールズとC・ロナウド、ファーディナンド(左から) (C)ManUtd.jp
今シーズン限りでマンチェスター・Uを退団する元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドが、かつての同僚達との思い出を語った。クラブ公式HPが伝えている。
マンチェスター・Uに12シーズン在籍しているファーディナンドは、「ポール・スコールズは本当に天才」と、昨シーズンに現役引退した元イングランド代表MFを絶賛。「例えば、35メートルから45メートルくらい離れたところでも、10回中9回は狙ったところにロングボールを出せた」という技術を明かし、「本当に凄い選手だし、ベストプレーヤーの1人。毎日の練習も欠かさない。完成されたフットボーラーだね」と、賛辞を贈った。
また、現在はレアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにも言及。「見ているとジョークのように思えてしまう」というが、「フィジカルは完璧で、動きも速くて、強い。完璧な選手だけど、練習への姿勢も素晴らしい。才能だけでベストプレーヤーになったわけではないと気付いている人は、少ないだろうね」とのエピソードも明かした。
「クラブに来た時は針金のように細くて、髪型も酷かった。しかし、一生懸命に練習する選手だった。練習後にはボールを持って別のピッチに移動して、技術練習をしていたね。当時はシャイで、跨ぎや技術練習を人に見られたくなかったらしい」
「それから何年か経って、世間が注目するようになってからは、人前で練習するようになった。FKや両足でのシュートもやっていた。最終的に世界でもベストな選手になったよ」
ファーディナンドは、2002年にリーズからマンチェスター・Uに加入。プレミアリーグでの優勝6回や2007-2008シーズンのチャンピオンズリーグ制覇など、多くのタイトル獲得に貢献していた。