アーセナルがEL首位通過を決めた [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・グループA第6節(最終節)が3日に行われ、アーセナル(イングランド)とチューリッヒ(スイス)が対戦した。
アーセナルはELで開幕4連勝と好スタートを切ったものの、前節は敵地でPSV(オランダ)に0-2で敗れた。依然としてグループAの首位には立っているものの、この試合で引き分け以下に終わった場合、PSVの結果次第では2位通過でプレーオフステージに回る可能性も残されている。ラウンド16にストレートインするためにも、勝たなければならないグループステージの最終節を迎えた。
アーセナルは直近のプレミアリーグ第14節ノッティンガム・フォレスト戦(○5-0)から大幅ターンオーバーを実施。7名を入れ替えてこの一戦に臨む。およそ2カ月にわたる負傷離脱から復帰したモハメド・エルネニーが早速先発に名を連ねた。ガブリエル・ジェズス、ベン・ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイス、アーロン・ラムズデールが“連勤”となり、冨安健洋はベンチからのスタートとなった。
試合は序盤からアーセナルがボールを握る展開に。17分にはリース・ネルソンが右サイドを上がってきたベン・ホワイトを使うと、中央へクロスボールが送られる。手前で相手DFに当たったボールをファビオ・ヴィエイラがボレーで狙うも、これは相手DFがブロック。それでも、こぼれ球をキーラン・ティアニーが左足で叩き込み、アーセナルが先手を取った。
その後もアーセナルが押し込む展開に。30分にはジェズスの落としに反応したエディ・エンケティアがボックス内に侵入し、キープからマイナスへパス。フリーになっていたF・ヴィエイラが右足で狙ったが、シュートはジェズスに当たってしまった。36分には右コーナーキックからエンケティアが頭で狙うも、GKの好セーブに阻まれる。前半はこのままアーセナルの1点リードで終了している。
後半に入るとアーセナルは試合を決めるための選手交代を敢行。63分にブカヨ・サカとトーマス・パルティ、73分に冨安とマルティン・ウーデゴーアをピッチに送り出した。それでも、後半はなかなかチャンスを作り出せず、緊迫した展開が続く。さらに88分にはアクシデント。冨安が右太ももを抑えてピッチに倒れ込み、プレー続行が不可能に。セドリック・ソアレスとの交代でピッチを後にした。
終盤にはチューリッヒがゴールに迫る場面を多く作り出したものの、ゴールネットを揺らすには至らず。試合はこのままタイムアップを迎えた。勝利したアーセナルはラウンド16に駒を進めることが決まっている。PSVが2位で決勝トーナメント・プレーオフステージに進み、チャンピオンズリーグ・グループステージを3位で終えたクラブと対戦する。
今後、11月7日にプレーオフステージの組み合わせ抽選会が開催される。なお、プレーオフステージは2023年2月16日と23日の開催予定だ。その後、ラウンド16の組み合わせ抽選会が2月24日に行われ、3月9日と16日にラウンド16の2試合が予定されている。
【得点者】
1-0 17分 キーラン・ティアニー(アーセナル)
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By サッカーキング編集部
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