(左から)長谷部誠、ケヴィン・トラップ、鎌田大地 [写真]=Getty Images
ドイツメディア『Sport1』が、18日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝戦フランクフルト対レンジャーズ戦を振り返った。
EL・グループDを首位通過したフランクフルトはラウンド16でベティスとの接戦を制すると、準々決勝では“カンプ・ノウ”でバルセロナを撃破した。2018-19シーズン以来の準決勝へ進出したフランクフルトはウェストハムと対戦。MF鎌田大地のゴールもあり、2戦合計スコア3-1でウェストハムを下し、決勝へ駒を進めた。
1979-80シーズン以来の優勝を目指すフランクフルトは、18日に行われた決勝戦でレンジャーズと対戦。ここまで大会通算5得点の鎌田大地は先発に名を連ね、MF長谷部誠はベンチスタートとなった。試合は57分に先制点を許したものの、69分にFWラファエル・サントス・ボレが同点ゴール。試合は1-1のまま120分でも決着がつかずに、PK戦へ突入した。両チームとも3人目までが成功すると、迎えたレンジャーズの4人目が失敗。この機を見逃さなかったフランクフルトは5人全員が成功し、42シーズンぶりにEL戴冠を成し遂げた。なお、鎌田大地はフル出場するとともに、PK戦で3人目のキッカーを務め、長谷部誠は58分から途中出場している。
42年ぶりにヨーロッパリーグ王者の称号を手にしたフランクフルト。現地メディア『Sport1』は延長戦後半のピンチを防ぎ、レンジャーズ4本目のPKを止めたGKケヴィン・トラップについて「延長戦終了直前の足元でのモンスターセーブ! この夜のヒーロー」と絶賛。さらに、試合開始直後に相手選手との接触で流血したものの、包帯を巻きながら90分までプレーした主将MFセバスティアン・ローデについては「彼はそれに負けなかった! ヘッセン語で“戦士”という言葉はあるのだろうか? もしそうでなければ、今すぐ生み出さなければならない」と奮闘を称えている。
また鎌田大地と長谷部誠についても『Sport1』は言及。鎌田大地について「ローデのパスを受けて絶好のチャンスを逃し、ゴール上にロフトさせた」と決定機を逸脱したことに辛口。一方で、失点直後に投入させれた長谷部誠については「彼はその場を落ち着かせ、すぐに立ち上がらせた。オリバー・グラスナー監督は、常にベテランを頼りにしている」と精神的支柱になっていると評価している。
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By サッカーキング編集部
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