アーセナルでプレーするアルメニア代表のムヒタリアン [写真]=Getty Images
アーセナルに所属するアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンは、4日に行われるヨーロッパ・リーグ(EL)グループステージ第2節、アウェイでのカラバフ(アゼルバイジャン)戦に帯同しないようだ。イギリス紙『デイリーミラー』が10月1日に伝えている。
ムヒタリアンの祖国アルメニアと、カラバフがあるアゼルバイジャンは、両国の国境付近にあるナゴルノ・カラバフ自治州をめぐって1988年から1994年まで戦争状態。この戦争は泥沼化し、アルメニアとアゼルバイジャンの外交関係は悪化。その緊張状態は今も続いている。
同紙によると、ムヒタリアンはアゼルバイジャンへの遠征を望まなかった模様。同選手が自宅で過ごす決断を下したと確認したようだ。
2015-16シーズンのELで、当時ムヒタリアンが所属していたドルトムントはガバラ(アゼルバイジャン)と対戦。しかし、その政治的背景によりドルトムント首脳陣は同選手への危険性が高いと判断。話し合いの末、ムヒタリアンはアウェイ行われたガバラとの試合を欠場した。