アーセナルとアトレティコ・マドリードが対戦した [写真]=Action Plus via Getty Images
ヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグが26日に行われ、アーセナルとアトレティコ・マドリードが対戦した。
立ち上がりから試合の主導権を握ったのはホームのアーセナルだった。6分、ショートカウンターを仕掛けると、左サイドのダニー・ウェルベックがアーリークロスを供給。ペナルティエリア内中央に走り込んだアレクサンドル・ラカゼットが右足ボレーで合わせたが、ここは枠の右に外れた。直後の7分には左サイドからナチョ・モンレアルが上げたクロスにラカゼットが頭で合わせたが、枠を捉えたシュートはGKヤン・オブラクの好セーブに阻まれた。
反撃の糸口を探るアトレティコ・マドリードだが、想定外の事態に見舞われる。10分、すでに警告を受けていたシメ・ヴルサリコがラカゼットの足を踏んでしまい、2枚目のイエローカードで退場となる。さらに12分、判定に不満をつのらせていたディエゴ・シメオネ監督が審判への抗議で退席処分に。早い時間に数的不利に陥っただけでなく、指揮官も失うこととなった。
これでさらに攻勢を強めたアーセナルは21分、ジャック・ウィルシャーとのワンツーでエリア内左に抜け出したウェルベックが決定機を迎えたが、シュートはまたしてもGKオブラクの好セーブに阻まれた。
耐える時間が続くアトレティコ・マドリードだが、カウンターからチャンスを作る。37分、敵陣でボールを奪ったトーマス・バルディがエリア内まで持ち上がり、中央へラストパス。フリーで受けたアントワーヌ・グリーズマンが左足ダイレクトで狙ったが、シュートはGKダビド・オスピナの正面に飛んだ。
後半もアーセナルが押し込む時間が続くと、61分に猛攻が実る。エリア内左深い位置に抜け出したウィルシャーが折り返したボールを、ファーサイドのラカゼットがヘディングでゴール右に決めた。
その後も追加点を狙ってアーセナルが攻め続けたが、アトレティコ・マドリードが一瞬の隙を突く。82分、ロングボール1本でディフェンスラインの裏に抜け出したグリーズマンが一度はGKに阻まれたボールを左足でゴールに蹴り込み、貴重なアウェイゴールを奪った。
試合はこのままタイムアップ。終始、試合の主導権を握ったアーセナルが先手を取ったが、アトレティコ・マドリードがドローに持ち込む結果となった。セカンドレグは5月3日にアトレティコ・マドリードのホームで行われる。
【スコア】
アーセナル 1-1 アトレティコ・マドリード
【得点者】
1-0 61分 アレクサンドル・ラカゼット(アーセナル)
1-1 82分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
By サッカーキング編集部
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