途中出場の南野拓実(左)も試合終了後に4強進出を喜んだ [写真]=Bongarts/Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグが12日に行われ、MF南野拓実のザルツブルク(オーストリア)とラツィオ(イタリア)が対戦。南野はベンチスタートだった。
5日に敵地で行われたファーストレグで、2-4と敗れたザルツブルク。ホームでのセカンドレグ、逆転突破のためには2点差以上での勝利が必要な状況だった。しかし前半はゴールネットを揺らせず、スコアレスで終了。後半45分に勝負を懸ける。
だが、均衡を破ったのはラツィオだった。ハーフウェーライン手前からルイス・アルベルトが正確なスルーパスを通すと、チーロ・インモービレが最終ラインの背後を突破。ペナルティーエリアに差し掛かったところから右足シュートを放ち、ゴール右隅へ決めた。ラツィオが先手を取り、2試合合計スコアは5-2となった。
ホームで先制されたザルツブルク、逆転突破のためには3得点以上が必要な状況に。窮地に追い込まれたが、失点直後に逆襲が始まる。56分、中央突破からペナルティーエリア内でムナス・ダブールが左足シュートを決め、すぐさま同点に。ザルツブルクは勢いに乗った。
72分、アマドウ・ハイダラがペナルティーエリア右手前から強烈なミドルシュート。相手GKの手を弾いてゴールネットを揺らし、ザルツブルクが2-1と逆転に成功した。そして2分後、ファン・ヒチャンが最終ラインの背後を取ると、ペナルティーエリア右側に流れたボールに反応。右足シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴール右隅へ吸い込まれた。
2試合合計5-5、そしてアウェイゴール数では2-1と上回ったザルツブルク。76分には左CKからファーサイドのシュテファン・ライナーがダイビングヘッドを決め、3点差とした。
準決勝進出へ前進したザルツブルクは、3点リードを維持して試合終了を迎えた。2試合合計スコアは6-5で、準決勝進出が決定。なおベンチスタートの南野は84分からピッチに立っている。
【スコア】
ザルツブルク 4-1(2試合合計:6-5) ラツィオ
【得点者】
0-1 55分 チーロ・インモービレ(ラツィオ)
1-1 56分 ムナス・ダブール(ザルツブルク)
2-1 72分 アマドウ・ハイダラ(ザルツブルク)
3-1 74分 ファン・ヒチャン(ザルツブルク)
4-1 76分 シュテファン・ライナー(ラツィオ)
By サッカーキング編集部
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