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先発の香川がゴールの起点に…ドルト、ホームでの第1戦で完封勝利

2016.02.19

先制ゴールを喜ぶドルトムントの選手たち [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグが18日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントポルトが対戦した。

 ドルトムントはグループステージ第4節終了時点で決勝トーナメント進出を確定させたが、残り2試合で連敗を喫し、グループCを2位で通過した。ホームで迎える第1戦では、直近のリーグ戦から先発メンバー4名を変更。MFヌリ・シャヒンが昨年2月28日のシャルケ戦以来、約1年ぶりとなる公式戦出場を果たしたほか、FWピエール・エメリク・オーバメヤンもケガから復帰。香川はトップ下でスタメンに名を連ねている。

 一方のポルトは、チャンピオンズリーグでグループステージ3位に終わりELへまわることとなった。GKイケル・カシージャス、MFエクトル・エレーラ、FWヴァンサン・アブバカルらが先発出場し、敵地で勝利を目指す。

 試合は開始早々に動く。6分、ドルトムントは左CKを短いパスでリスタートすると、ヘンリク・ムヒタリアンが右足でクロスを供給。ニアサイドでフリーとなっていたウカシュ・ピシュチェクが右足アウトで合わせたシュートはGKカシージャスに阻まれたが、こぼれ球を自ら押し込み、先制点を奪った。

 主導権を握るドルトムントは22分、エリア手前左からのFKをマルコ・ロイスが直接狙ったが、ここはクロスバーの上に外れた。さらに32分、エリア内左に抜け出したロイスの折り返しがゴール前の香川に渡ったが、右足シュートは枠の右に逸れてしまった。

 試合はこのままドルトムントの1点リードで前半を折り返す。

 後半に入り57分、ドルトムントはシャヒンに代えてモリッツ・ライトナーを投入。すると64分、ライトナーとのワンツーでエリア内左に侵入した香川が右足でシュート。このボールがファーサイドに流れたところをロイスがボレーで狙ったが、枠を捉えることはできなかった。

 その後も敵陣に押し込むドルトムントは71分、高い位置でルーズボールを拾った香川がDFに囲まれながらもエリア内右に展開。これを受けたムヒタリアンが後方に落とし、走り込んだロイスが右足で狙うと、DFに当たってコースが変わったシュートがゴール右に決まった。

 83分にもドルトムントにチャンスが訪れる。敵陣で相手ボールを奪ったムヒタリアンがドリブルで持ち上がり、エリア内左に流れた香川にスルーパス。香川は左足で狙ったが、シュートはGKに阻まれてしまった。さらに85分、左サイドから香川がクロスを上げるとムヒタリアンが頭で合わせたが、ここは左ポストを叩いた。直後の87分、ドルトムントは香川を下げてマティアス・ギンターを投入し、逃げ切りを図る。

 終了間際にはポルトがゴール前に攻め込む場面を作ったが得点にはつながらず、試合はこのまま2-0で終了。ドルトムントがホームでの第1戦を制した。

 セカンドレグは25日にポルトのホームで行われる。

【スコア】
ドルトムント 2-0 ポルト

【得点者】
1-0 6分 ウカシュ・ピシュチェクドルトムント
2-0 71分 マルコ・ロイスドルトムント

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By サッカーキング編集部

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