チェリス・アンリ(左)は後半ATより出場 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が22日に行われ、ユヴェントス(イタリア)とシュトゥットガルト(ドイツ)が対戦した。
ユヴェントスはここまでセリエAで4勝4分と無敗をキープし、順位も3位と上位争いに参戦している。加えてCLでも、9月17日に行われた第1節のPSV(オランダ)戦を3-1で制すと、10月2日に行われた第2節ではライプツィヒ(ドイツ)との激闘に3-2で勝利。ライプツィヒ戦は試合序盤に2名が負傷交代を強いられただけでなく、後半に入るとGKミケーレ・ディ・グレゴーリオが退場するなどアクシデントが続いたが、ドゥシャン・ヴラホヴィッチの“ドッピエッタ”に加えてフランシスコ・コンセイソンが逆転ゴールを奪い、3-2で激闘をモノにしていた。
公式戦無敗を続けるなか、今節のCLではシュトゥットガルトをホームに迎える。シュトゥットガルトは現在ブンデスリーガで4戦未勝利(3分1敗)となっているだけでなく、CLでも第1節でレアル・マドリード(スペイン)に1-3で敗れると、第2節ではスパルタ・プラハ(チェコ)と1-1で引き分けており、現在未勝利が続いている。難敵相手のアウェイゲームで、今後の上昇を予感させる勝利を掴むことはできるだろうか。
シュトゥットガルトに所属するチェイス・アンリはベンチスタートとなった一戦は、序盤からアウェイチームがボールを保持。立ち上がりの3分には右サイドからの折り返しにマクシミリアン・ミッテルシュテットが反応し、右足でシュートを放つ。しかし、ディ・グレゴーリオの出場停止によりチャンスを得たGKマッティア・ペリンがここはしっかりとキャッチする。
その後もユヴェントスはなかなか自分たちの時間を作れず、シュトゥットガルトが主導権を握る。29分にはピッチ中央でルーズボールを回収したアントニー・ルオーが縦へ繋ぎ、エンツォ・ミローがスルーパスを送ると、ボックス右からエルメディン・デミロヴィッチが右足を振り抜くが、ここは右ポストに直撃。41分には背後からのボールに抜け出したデニズ・ウンダヴがヘディングシュートを放ったが、GKペリンがビッグセーブで難を逃れた。
前半はこのまま0-0で終了。後半に入ると、立ち上がりの48分にシュトゥットガルトがゴールネットを揺らす。ミッテルシュテットからのロングフィードに抜け出したウンダヴがダイレクトで強烈な右足シュートを叩き込む。シュトゥットガルトが先手を取ったかに思えたが、ここはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりオフサイドと判定され、ゴールは認められない。
ユヴェントスはなかなかチャンスと呼べるようなシーン作れなかったが、66分には連続してゴールを脅かす。ボックス手前でこぼれ球を拾ったケフラン・テュラムが強烈なミドルシュートを放ったものの、枠を捉えた一撃はユリアン・シャボーにブロックされる。その後の流れから、ケナン・ユルディズがボックス左からフィニッシュまで持ち込んだが、今度はGKアレクサンダー・ニューベルの正面となった。
試合はこのまま終盤に突入したものの、81分にはシュトゥットガルトにこの日最大の決定機が到来。ゴール前でウンダヴの頭での折り返しに飛び込んだルオーに対して、ダニーロの足裏が入り、PKが与えられる。それだけでなく、ダニーロにはレッドカードが提示され、ユヴェントスとしては絶体絶命の状況に立たされた。
PKキッカーを務めたミローはゴール左下を狙ったが、GKペリンがコースを完全に読み切り、ゴールを死守。シュトゥットガルトとしては先制のチャンスを逃した一方、ユヴェントスとしては窮地を脱した。
だが、試合はこのままでは終わらなかった。後半アディショナルタイム、敵陣へ押し込み続けて反撃の隙を探るなか、アタカン・カラソルの縦パスを起点に攻撃をスタート。エル・ビラル・トゥーレがミローとのパス交換からボールを持ち出し、ユヴェントスの守備網を破ってペナルティエリアに侵入すると、右足でゴールネットを揺らす。幾度となくチャンスを生み出しながら、無得点が続いていたシュトゥットガルトが、遂に均衡を破った。
試合はこのままタイムアップ。シュトゥットガルトがトゥーレの劇的ゴールにより、敵地で今季CL初白星を掴み取った。一方のユヴェントスは、CL3連勝を逃しただけでなく、チアゴ・モッタ監督体制となってから公式戦初黒星。GKペリンのビッグセーブも虚しく、ホームで黒星を喫した。なお、シュトゥットガルトに所属するチェイス・アンリは、リードした後の後半アディショナルタイムからピッチに立っている。
次節、ユヴェントスは5日に敵地でリール(フランス)と、シュトゥットガルトは6日にホームでアタランタと、それぞれ対戦する。
【得点者】
0-1 90+2分 エル・ビラル・トゥーレ(シュトゥットガルト)
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By サッカーキング編集部
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