CL決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリード(左)とナポリ(右)が対戦する [写真]=Getty Images
かつてレアル・マドリードやユヴェントスを率いて数々のタイトルを獲得したファビオ・カペッロ氏がナポリの地元ラジオ局のインタビューに応じ、ナポリが15日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグで対戦するレアル・マドリードの攻略法について語った。スペイン紙『アス』が伝えている。
インタビューの冒頭でカペッロ氏は、「最初の15分だけでなく、ナポリは常に注意深くプレーしなければならない」とコメント。前回大会王者との対戦では常に高い集中力を維持することが大事であると指摘した。
また、レアル・マドリードのキーマンとしてカペッロ氏が挙げたのは、ブラジル代表DFマルセロとドイツ代表MFトニ・クロース。カペッロ氏曰く、両選手とも相手チームのディフェンスラインと中盤の間のスペースでボールを受けてから決定的な仕事ができるため、特に注意を払う必要があるとのこと。
さらにカペッロ氏は、ナポリが攻撃に転じた時のポイントについて、「レアル・マドリードの両サイドバック、マルセロと(ダニエル・)カルバハルには多くの自由が与えられていて、どちらもかなり前に上がってくるので、これが逆にレアル・マドリードにとっては問題となる場合もある」として、両サイドバックの背後のスペースを突くべきだと語った。
ナポリにとって楽な試合にならないことは間違いないと思われるが、カペッロ氏のアドバイスを踏まえた戦いができれば番狂わせが起きる可能性もありそうだ。
(記事/Footmedia)