CLユーヴェ戦でスローインを行うレアルGKカシージャス [写真]=Real Madrid via Getty Images
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント準決勝セカンドレグが13日に行われ、レアル・マドリードとユヴェントスが対戦。レアル・マドリード所属のスペイン代表GKイケル・カシージャスが同試合中にスローインを失敗する場面があった。
GKのスローインと言えばバイエルン所属のドイツ代表GKマヌエル・ノイアー。今シーズンは代表戦とクラブでの試合、両方でスローインを行いしっかり成功させていた。カシージャスもCL準決勝という大舞台で、ノイアーよろしくスローインを行ったがファールスローの判定となり、さらにそのタイミングも悪かった…。
ホームのサンティアゴ・ベルナベウにユヴェントスを迎えたレアル・マドリードは、23分にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのPKで先制。しかし、57分に昨シーズンまでレアル・マドリードに所属していたスペイン代表FWアルバロ・モラタのゴールでユヴェントスに1-1の同点とされた。
レアル・マドリードはファーストレグで1-2の敗戦を喫していたため、このままだと2戦合計2-3で準決勝敗退が決まる状況。なんとしても1点を返し延長戦へ持ち込もうと、レアル・マドリードが終盤に猛攻を見せていた。
だが、無情にもそのまま4分間の後半アディショナルタイムに突入し、迎えた93分。レアル・マドリードがカシージャスとブラジル代表DFマルセロを残し攻撃に集中していた中、相手選手のクリアボールがレアル陣内でタッチラインを割った。それに反応したカシージャスが、攻撃を素早く再開させようと自らスローインを試みる。だが、同選手は必死さのあまり、副審の目の前でぎこちなく中途半端なスローをしてしまうと、すぐさま主審の笛がなり、まさかのファールスローの判定。相手ボールのスローインとなり、味方の攻撃に水を差す結果となった。
試合はその後、ユヴェントスがレアル陣内でボールをキープしたまま終了のホイッスル。ファールスローがなければレアル・マドリードはあと1、2プレーできたかもしれない。しかし、結果は1-1のドローで終わり、ホームで勝ちきれなかったレアル・マドリードがベスト4敗退。カシージャスにとってはなんとも苦い終わり方となった。
なお、CL決勝はバルセロナとユヴェントスの対戦が決定。6月6日にドイツ・ベルリンのオリンピアシュタディオンで開催される。