アル・カーディシーヤへの加入が決まったナチョ [写真]=Getty Images
サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・カーディシーヤは27日、レアル・マドリードを退団したスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスの加入を発表した。
現在34歳のナチョは、11歳でレアル・マドリードの下部組織に入団し、2010-11シーズンのラ・リーガ第33節バレンシア戦でトップチームデビューを飾った。複数のポジションをこなすユーティリティな能力と高い安定感を武器に、クラブで貴重なバックアッパーとしての地位を確立し、ラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含む数多くのタイトル獲得に貢献。“白い巨人”で出場した公式戦は364試合に上り、16ゴール7アシストをマークした。
2023-24シーズンはクラブに負傷者が相次いだこともあり、キャリアハイとなる公式戦45試合に出場したナチョだったが、25日にレアル・マドリードは同選手の退団を発表。すでにアル・カーディシーヤへの加入が決定的と報じられていたなかで、今回正式にサウジアラビア移籍が決まった。
なお、アル・カーディシーヤは2023-24シーズンのサウジ・ファーストディヴィジョンリーグ(サウジアラビア2部)で優勝を飾り、来シーズンからサウジ・プロフェッショナルリーグに復帰。クラブ側の発表によると契約は2年間で、ナチョは“お馴染み”の背番号「6」を着用するという。
現在スペイン代表の一員としてEURO2024に参加中のナチョは、ラウンド16・ジョージア代表戦を前にした記者会見で、「自分がマドリーと対戦することは想像できないし、対戦したいとも思わなかった。ヨーロッパに残っていたら契約を更新していただろう。僕の人生は一変するだろうが、それが必要なんだ。マドリーと対戦する選択肢は望まない」と新天地選択の理由を語っている。
By サッカーキング編集部
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