クリンスマン監督の解任が決定 [写真]=Getty Images
韓国サッカー協会(KFA)のチョン・モンギュ会長が16日、韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督の解任を発表した。なお後任は未定とのことで、「強化委員会を設け、早急に着手する」と述べている。
1964年7月30日生まれのクリンスマン氏は現在59歳。現役時代にはブンデスリーガ得点王に輝いた他、ドイツ代表としてワールドカップとEUROを制した同氏は、引退後に指導者キャリアを始めると、2004年にドイツ代表の監督に就任した。その後はバイエルンとヘルタ・ベルリン、アメリカ代表も指揮。そして、昨年2月から韓国代表を率いていた。
しかし、監督就任以降5試合未勝利に陥るなど、早い段階からその手腕に懐疑的な見方が寄せられると、先に行われたAFCアジアカップカタール2023では4強入りを果たしたものの、終始低調な試合内容や選手間の衝突を回避できなかったことが拍車をかける形となり、解任論が加熱。15日には、ソウル市内で開かれたKFAの強化委員会にて「交代が必要という意見でまとまった」と更迭の判断を下されていたのだ。
なお、解任発表に先んじて、自身の公式X(旧Twitter)を更新していたクリンスマン監督は「すべての選手、コーチングスタッフ、そしてすべての韓国サッカーファンに心から感謝したい。我々をアジアカップ準決勝にまで導いてくれたこと、そしてこの12カ月間、13試合連続負けなしという信じられないような旅をすることができたこと、たくさんの応援を本当にありがとう。今後の健闘を祈っている」と綴っている。
クリンスマン氏の韓国代表監督としての成績は、17試合で9勝5分3敗となっている。
By サッカーキング編集部
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