ベトナムサッカー連盟(VFF)は16日、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が同国代表チームとU-23代表チームの指揮官に就任することを発表した。
すでに契約に関しては合意しており、今月末までに正式な発表の場が設けられるとのこと。現在67歳のトルシエ氏は、1998年に南アフリカ代表を率いてワールドカップ(W杯)に出場し、同大会終了後に自国でのW杯開催を控える日本代表の監督に就任。日本でもアンダーカテゴリーの代表チームを率いてワールドユース準優勝やシドニー五輪ベスト8という成績を残し、2002年の日韓W杯では初の決勝トーナメント進出を成し遂げた。
その後は、カタールやモロッコの代表チームやフランスの名門マルセイユを指揮。FC琉球の総監督を経て中国やトルコのクラブチームを渡り歩き、2018年からはベトナムの若手育成に尽力すると、U-19ベトナム代表監督として、同チームを2021年に行われたAFC U-19アジア選手権出場に導いた。
VFFはトルシエ監督の育成に関する手腕を評価、長期的なスパンでの代表チーム強化を目指す方針だ。
By サッカーキング編集部
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