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【ACLグループF展望|山東泰山】昨季に国内2冠を果たした“中国王者”ながら、今大会はユース選手主体での参戦に

※写真は2020年のもの  [写真]=Getty Images

ゼロコロナ政策によって主力は帯同せず

■試合日程(日本時間)
4月15日(金) 20:00 対 大邸FC
4月18日(月) 23:00 対 浦和レッズ
4月21日(木) 20:00 対 ライオン・シティ・セーラーズ
4月24日(日) 23:00 対 ライオン・シティ・セーラーズ
4月27日(水) 23:00 対 大邸FC
4月30日(土) 20:00 対 浦和レッズ

 2020年に中国FAカップを制した山東泰山は、昨シーズンのAFCチャンピオンズリーグの出場権を得ていたが、コーチ陣への給与の未払いにより失格処分となってしまった。それでも国内リーグ(中国スーパーリーグの前身大会を含む)を5度、中国FAカップを7度制した経験を持つ名門クラブは、昨シーズンに国内2冠を達成。今シーズンは昨年のような過ちを犯すことなく、2年ぶりにACLの舞台に立てそうだ。とはいえ、過去最高のベスト8を超えるチャンスは、限りなく小さいだろう。

 中国政府のゼロコロナ政策により渡航が厳しく制限されるなか、広州FCと同様に、山東もユース選手主体のチームでこの大会に臨むことになる(厳格なロックダウンと渡航規制により、大会出場を断念した上海海港よりはマシか)。キャプテンのマルアヌ・フェライニや最終ラインの要ジャジソン、エースナンバーを背負うモイゼス、新たに加入したエース候補クリザンといったファーストチームの主力は、遠征に帯同していない。

 イバン・レコ監督が統率するチームは国内リーグに専念するため、ACLではクラブのUー21チームを率いるユ・ユアンウェイが指揮を執る。このチームの最年長は2000年生まれの選手で、最年少は2004年生まれだ。シニアレベルの経験を持つ選手はほぼおらず、多くの若者たちが今シーズンのACLでプロデビューを飾ることになるだろう。

 経験と試合勘を欠いたチームは、広州で5日間のトレーニングキャンプを張ったあと、大会初戦の3日前となる4月12日にタイのブリーラムへ移動した。浦和レッズと大邸FC、そしてシンガポールのライオン・シティ・セイラーズにも、完全に胸を借りる立場だ。残念ながら、どれほど好意的に予想しても、3位以上でこのグループを終えられるとは思えない。勝ち点1、いや1ゴールでも記録できたなら、ほめられていいはずだ。国内では有数と評されるアカデミーを出た選手たちの力は、アジアの強豪たちにどこまで通用するだろうか。

【KEY PLAYER】ル・ユンタオ

 現在22歳のル・ユンタオが、前線からチームを牽引するだろう。地元山東で生まれ育ったストライカーは、幼少期から才能を見込まれ、10代でブラジルに派遣された経験を持つ。中国屈指の育成組織で鍛えられ、ユースチームでは何度もトップスコアラーに輝いた。2020年にリザーブチームに引き上げられたあと、3部リーグの青島青春島へ期限付きで移籍。昨シーズンは3部リーグで22試合に出場し、8ゴールを挙げて所属元に帰還した。

文=Ming Zhao(趙明)
翻訳=井川洋一

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