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首位ブリーラム・Uが2戦連続ドローに…タイリーグ王者決定は次節以降に持ち越し

2022.04.08

[写真]=Getty Images

 6日、タイリーグ1の第29節が行われ、優勝に王手をかけているブリーラム・ユナイテッドはホームでチェンライ・ユナイテッドと引き分け、優勝決定はならなかった。

 佳境を迎えている21ー22シーズンのタイリーグは、石井正忠監督のブリーラム・ユナイテッドと手倉森誠監督のBGパトゥム・ユナイテッドという日本人指揮官が率いるチーム同士の優勝争いとなっている。両チームともに3試合を残してブリーラム・ユナイテッドが勝ち点7差で首位に立っており、勝てば3シーズンぶりの王座奪還が決まる状況で今節を迎えた。

 一昨シーズンの王者チェンライ・ユナイテッドをホームに迎えたブリーラム・ユナイテッドは前半をスコアレスで折り返すと、後半に入って53分にタイ代表FWスパチョーク・サラチャートのPKで先制。PKを与えた相手DFがレッドカードで退場となり、ブリーラム・ユナイテッドは優勝へ向けて優位な試合展開となった。しかし、チェンライ・ユナイテッドは86分にFWゲッターソンが直接FKを決めて同点。ブリーラム・ユナイテッドは、ホームで勝利して優勝を決めることはできなかった。

 一方、2位のBGパトゥム・ユナイテッドは、勝ち点を落とした時点でブリーラム・ユナイテッドの優勝が決まる崖っぷちの状況。今節はホームにプラチュワップFCを迎え、前半12分に先制点を許す苦しいスタートとなる。しかし、その後はシンガポール代表FWイクサン・ファンディの4ゴールなどで大量7ゴールを挙げ、7ー2で勝利して4連勝を飾った。

 ブリーラム・ユナイテッドは勝てば優勝決定だった3月20日の直接対決に敗れて以降、2試合連続のドローと足踏み状態に陥っている。両チームともに2試合を残して勝ち点差5とブリーラム・ユナイテッドの優位は動かないが、BGパトゥム・ユナイテッドも手倉森監督就任以降は5勝1分けと勝ち点を重ねてライバルにプレッシャーをかけている。

文=本多辰成

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