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タイが2戦合計2ー0でベトナムを下しAFFスズキカップ決勝進出

2021.12.27

[写真]=Getty Images

 東南アジア王者を決めるAFFスズキカップの準決勝2ndレグが行われ、タイが前回王者のベトナムを下して2大会ぶりの決勝進出を決めた。

 準決勝1stレグはタイがMFチャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)の2ゴールで2ー0と先勝。決勝進出をかけた2ndレグではチャナティップをはじめ、DFティーラトン、MFティティパン・プアンチャン、FWティーラシン・デーンダーとJリーグでプレー経験のある4選手がスタメンに名を連ねた。

 試合は2点のビハインドがあるベトナムが序盤からタイゴールに迫るが、タイもティーラトンの攻撃参加から決定機を迎えるなど大きな意味を持つ先制点を奪いにいく。後半に入るとタイはティティパンに代えてDFエリアス・ドラを投入して最終ラインの枚数を増やし、ベトナムの攻撃をシャットアウト。ベトナムは14本のシュートを放ちながら最後までゴールはならず、試合はスコアレスのまま終了してタイが2戦合計2ー0のスコアで勝利した。

 タイは前回大会では、Jリーグでプレーしていたチャナティップ、ティーラトン、ティーラシンらの海外組を招集できずに準決勝でマレーシアに敗戦。大会3連覇を逃してベトナムに東南アジアの王座を譲ったが、王座奪還を期して海外組も招集した今大会は宿敵のベトナムを下して2大会ぶり9度目の決勝進出を果たした。

 もう一方の準決勝では、グループBを首位で通過したインドネシアが開催国のシンガポールに1勝1分け(合計スコア5ー3)で勝利。決勝戦は1stレグが29日、2ndレグが1月1日に開催予定で、2大会ぶり最多6度目の優勝を狙うタイと6度目の決勝進出で悲願の初優勝を目指すインドネシアが激突する。

文=本多辰成

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