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選手・クラブ・ファンの間のドラマ…移籍で印象を悪化させた5選手

 今夏リヴァプールからパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが明かした退団理由が話題となっている。

 リヴァプールには2016年に加入し、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)、さらに2019-20シーズンのプレミアリーグで優勝に貢献。アンフィールドで輝かしい5シーズンを送ったワイナルドゥムだが、PSG加入後のインタビューで、リヴァプールの一部ファンからの“愛情と感謝”を感じられない瞬間があったこと、ソーシャルメディアで批判の対象となっていたことなどが退団理由だったと明かした。
 
 これに対してリヴァプール一筋で現役を終えた同クラブのレジェンド、ジェイミー・キャラガー氏がTwitterで怒りの反応を示すなど、波紋が広がっている。

 しかし、移籍で後味の悪さを残した選手はワイナルドゥムが初めてではない。イギリス紙『ミラー』は過去のプレミアリーグにおいて、移籍で印象を悪化させた5選手を取り上げている。

[写真]=Getty Images

■ジエゴ・コスタ


 2017年9月にチェルシーから古巣アトレティコ・マドリードへの復帰が決まったジエゴ・コスタ。チェルシーとの問題が表面化したのは同年1月。中国のクラブへの移籍話が浮上し、当時監督のアントニオ・コンテ氏やスタッフと口論になったと報じられた直後の試合でベンチ外に。その時は1試合に欠場しただけで、残りシーズンはフル稼働し、リーグ制覇にも貢献した。しかし、シーズン終了後に問題は本格化。ブラジルに帰省したジエゴ・コスタが渡英しないまま新シーズンが開幕した。ジエゴ・コスタ側は6月にコンテ氏からメールで“構想外”だと伝えられていたこと、チェルシー側が高額な金銭を要求しているせいで移籍が実現しないことなどを訴え、両者の関係は修復不可能となった。最終的に9月になってからアトレティコ・マドリードへの復帰が発表されたジエゴ・コスタだったが、夏の移籍期間はすでに終了していたため、登録は翌年1月1日まで待たなければならなかった。

■カルロス・テベス


 マンチェスターの両クラブでプレーをした選手は少なくないが、カルロス・テベスの移籍は中でも強烈なインパクトを残した。マンチェスター・Uではウェストハムからのローンの形で2007年から2シーズン在籍。1年目にプレミアリーグとCLの二冠を達成した。しかし2シーズン目の途中で代理人のキア・ジョブラシアン氏はマンチェスター・Cと交渉を開始。マンチェスター・Uもオファーを出していたが、2009年夏にテベスが袖を通したのは水色のユニフォームだった。街の中心地にはテベスの写真と「ようこそマンチェスターへ」という挑発的なメッセージが記された水色の巨大看板が登場し、マンチェスター・Uサポーターを刺激。テベスを加えたマンチェスター・Cは2011-12シーズンに44年ぶりのプレミア制覇を果たしている。

■サミル・ナスリ


 ナスリが退団したのは10年も前のことだが、アーセナルのファンは今でも元フランス代表MFへの怒りが収まっていないかもしれない。2011年夏にマンチェスター・Cへの移籍が決まったナスリは、「アーセナルにも良いファンがいるけど、ハイバリーから(エミレーツに)移ってからはあまり情熱的ではない。シティのファンは本当に情熱的だ」と言い残し、多くのファンの怒りを買った。古巣対決ではブーイングの対象となったが、2014年8月の対戦前には「僕はアーセナルのファンではないし、ロンドン出身でもない」、「ここに来ることが最善の選択だった。トロフィーを勝ち取ってきたし本当に幸せだ。裏切ったわけではなく、自分にとってのベストを求めただけだ」と火に油を注ぐ始末。エマニュエル・アデバヨール、コロ・トゥレ、バカリ・サニャ、ガエル・クリシーなど、アーセナルからマンチェスター・Cに引き抜かれたのはナスリだけではないが、自らの“失言”でクラブとの溝を深めてしまった。

■リオ・ファーディナンド


 12年間にも及んだオールド・トラッフォードでのキャリアの幕切れは突然訪れた。2002年にリーズから当時プレミアリーグ史上最高額となる3000万ポンド(当時約55億円)でマンチェスター・Uに移籍したファーディナンド。6度のプレミアリーグ優勝に貢献し、2007-08シーズンにはCL制覇も成し遂げた。契約満了に伴い2013-14シーズン限りでマンチェスター・Uを退団することになったが、エド・ウッドワード副会長兼最高経営責任者(CEO)から契約を延長しない旨を伝えられたのは、同シーズン最終節を戦い終えた後のドレッシングルームだったという。当時のマンチェスター・Uは暫定監督のライアン・ギグス氏が指揮を執っており、新監督が決定していない状況だったとはいえ、ファンに別れを伝える機会も与えられない寂しい結末となった。なお、マンチェスター・Uを離れたファーディナンドはQPRで1年だけプレーをした後に現役を引退している。

■ローラン・コシェルニー


 2019年の夏、アーセナルのキャプテン、コシェルニーがプレシーズンへの帯同を拒否したというニュースは大きな話題となった。2010年にアーセナルに加入し、9年間で公式戦350試合以上に出場していたコシェルニー。チームを引っ張る存在であるべき主将が取った行動に、「とても失望している」という公式声明をクラブが出す異例の自体となった。最終的に母国フランスのボルドーに移籍することが決まったが、同クラブが公式ツイッターで流したコシェルニー入団決定の動画が新たな波紋を呼ぶことに。アーセナルのユニフォームの下にボルドーのユニフォームを着たコシェルニーが、上の1枚を脱ぐという構成で、あまりに敬意を欠いているとアーセナルのファンやOBのイアン・ライト氏がソーシャルメディアで怒りを露わにした。コシェルニーもこの件に関しては謝罪をしている。

(記事/Footmedia)

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