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偉大な父の背中を追って…現役トッププレーヤーの“二世”たち

2020.05.04

5月5日は子どもの日。父親譲りの才能を持つ子どもたちを紹介しよう [写真]=Getty Images

 5月5日は「こどもの日」。現役のトッププレーヤーの中にも子どもを持つ選手は多く、中には父親譲りのサッカーセンスを披露しているキッズたちもいる。そこで今回は、将来プレーヤーとしての活躍が楽しみな“2世”たちをまとめてみた。

写真=Getty Images

父:クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
子:クリスティアーノ・ロナウド・ジュニア

2017年1月のベストFIFAフットボール賞の表彰式で、父のトロフィーを手に持つクリスティアーノ・ロナウドの長男、C・ロナウド・ジュニア

 C・ロナウドの長男、C・ロナウド・ジュニアは現在9歳。ユヴェントスの下部組織に所属し、FWとしてプレーしている。背番号“7”を身にまとい、昨年、父の母国ポルトガルのマデイラ諸島で行われた大会に出場した際には、8試合で25ゴールを挙げて優勝に貢献した。前半だけで7ゴールを奪った試合もあったといい、すでに大器の片りんを見せつけている。
 

父:リオネル・メッシ(バルセロナ)
子:チアゴ・メッシ

昨年11月に撮影されたメッシと子どもたち。左端が現在7歳になるチアゴ・メッシ

 メッシの息子も負けてはいない。現在7歳の長男チアゴくんはバルセロナのU-8チームに在籍。ポジションはFWだが、父とは違って右利きだという。今年3月に試合でのゴールシーンがSNS上で拡散されると、スピードやボールコントロールが父親譲りだとして大きな話題に。メッシとC・ロナウドのように彼らの子ども同士も、2大スーパースターとしてサッカー界をけん引していく存在になるのかもしれない。
 

父:ルイス・スアレス(バルセロナ)
子:ベンハミン・スアレス

右端が現在6歳になりバルセロナのU-18に所属するベンハミンくん(2018年5月に撮影されたもの)

 スアレスの息子ベンハミンくんも、バルセロナのU-8チームに所属している。現在6歳で、得意とするのはセンターフォワードだという。豪快なプレースタイルは父親譲りで、今年3月の試合では近づいてきた相手をなぎ倒し、強烈なシュートでゴールを記録。ピッチにダイブするゴールセレブレーションを披露するなど、やんちゃなところもスアレスから継承しているようだ。
 

父:ジェラール・ピケ(バルセロナ)
子:ミラン・ピケ

2018年5月に撮影されたピケの長男ミランくん(写真左)

 バルセロナのU-8チームには、メッシ、スアレスの息子だけでなく、ピケの長男ミランくんも所属している。2016年夏、3人はそろってバルセロナのスクールに通い始め、チームメイトとなった。チアゴくんやベンハミンくんがそうであるように、ミランくんも試合では父の背番号“3”を着用し、DFとしてプレー。ピケによればサッカーが大好きで、よくYouTubeで試合映像などを見ているそうだ。
 

父:マルセロ(レアル・マドリード)
子:エンツォ

現在、父と同じレアル・マドリードのU-11に所属しているマルセロの長男エンツォくん(左から2人目/昨年9月に撮影されたもの)

 マルセロの長男エンツォくんは現在10歳で、レアル・マドリードのアレビンB(U-11チーム)に在籍している。登録はFW。クラブ公式サイトでは「とても器用でパワーを備えた選手」と紹介されている。昨年6月に行われた試合では、父の前でハットトリックを達成。見事なオーバーヘッドキックでゴールを決めた際には、マルセロも両手を挙げて驚きの表情を浮かべていた。
 

父:ウェイン・ルーニー(ダービー・カウンティ)
子:カイ・ルーニー

2015年3月に撮影されたルーニーの長男カイくん(写真中央の小さい子ども)

 ルーニーの長男カイくんは、マンチェスター・Uとマンチェスター・Cの両方のアカデミーでプレーした経験を持つ。2018年にルーニーのアメリカ行きが決まると渡米することになったが、今年1月の英国復帰に伴い、10歳になったカイくんも帰国した。報道によると、マンチェスター・Cがラブコールを送っているそうだが、現在は個人トレーナーの下で練習に励んでいるようだ。2月にルーニーがインスタグラムに投稿した動画では軽やかなステップや狙いすましたシュートを披露し、ファンからはマンチェスター・U加入を熱望するコメントが集まっている。
 

父:ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ミラン)
子:マキシミリアン・イブラヒモヴィッチ&ヴィンセント・イブラヒモヴィッチ

長男(父の左側)も次男(父の右側)も下部組織でプレーするイブラヒモビッチの子どもたち

 イブラヒモヴィッチの2人の息子も要注目の“2世”だ。現在13歳の長男マキシミリアンくんと12歳の次男ヴィンセントくんは、父がかつて在籍したパリ・サンジェルマンやマンチェスター・Uの下部組織でプレー。ヴィンセントくんは昨年、父の母国スウェーデンで開催されたユース世代の国際大会に出場し、ゴールやアシストを決めるなど好プレーを見せた。イブラヒモヴィッチは兄弟そろって負けず嫌いだと言い、「彼らはNo.1になりたいと思っている」と息子たちの向上心を評価している。
 

父:イケル・カシージャス(ポルト)
子:マルティン・カシージャス

 

 カシージャスの長男マルティンくんは現在6歳。2018年のポルト移籍を機に、同クラブのスクールに入って本格的にサッカーを始めたようだ。希望するポジションはGKで、それを聞いた時にカシージャスは大喜びしたとのこと。今年2月にスペインサッカー連盟の会長選に出馬することを表明し、現役引退が近いと言われている偉大な父に代わって、マルティンくんがどのようなキャリアを歩むのか、今後の成長が楽しみだ。
   

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