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チームの象徴的存在…欧州4大リーグでクラブ在籍年数が長い選手トップ10

2019.09.24

今や貴重な存在となった、長年同じクラブで活躍を続けている選手たち [写真]=Getty Images

 欧州4大リーグの2019-20シーズンが開幕して、約1カ月が経過した。新戦力の活躍や若手選手の台頭などフレッシュな話題に事欠かないが、一方で忘れてはならないのが古参選手の存在。数年単位で移籍することが当たり前のサッカー界において、10年以上も同一クラブでプレーする選手は貴重な存在となっている。

 そこで今回は、欧州4大リーグで在籍年数が最も長い選手、上位10名を紹介する。

*<>内は在籍年数
*下部組織出身選手については、トップチームでデビューを飾ったシーズン、またはトップチーム昇格を果たしたシーズンを在籍1年目としてカウント。在籍年数はレンタル移籍期間も含むこととする。

リオネル・メッシ<16年目>

[写真]=Getty Images

所属クラブ:バルセロナ
生年月日:1987年6月24日(32歳)
国籍:アルゼンチン

欧州4大リーグの中で、同一クラブでの在籍年数が最も長いのがメッシだ。2004年10月、当時17歳でトップチームデビューを飾ると、リーガ・エスパニョーラ優勝を10度達成。さらに通算8回のリーグ得点王に輝き、バルセロナの歴代最多得点者となっている。今シーズン中には、元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス氏に次いで史上2人目となる、バルセロナでの公式戦700試合出場を達成する見込みだ。

マーク・ノーブル<16年目>

[写真]=West Ham United FC via Getty Images

所属クラブ:ウェストハム
生年月日:1987年5月8日(32歳)
国籍:イングランド

メッシと並んで在籍16年目を迎えるのが、ウェストハムのMFノーブルである。同クラブのアカデミー出身で、2004年8月の国内カップ戦でトップチームデビューを果たした。短期のレンタル移籍を2度経験した以外はウェストハム一筋で過ごし、これまでに公式戦450試合以上に出場。闘志溢れるプレーでチームをけん引する、頼れるキャプテンだ。

ジョルジョ・キエッリーニ<15年目>

[写真]=Juventus FC via Getty Images

所属クラブ:ユヴェントス
生年月日:1984年8月14日(35歳)
国籍:イタリア

2005年夏のユヴェントス加入以降、守備の要としてチームを支え、セリエA8連覇に貢献。GKジャンルイジ・ブッフォンと共に、2006-07シーズンのセリエB時代を知る貴重な存在でもある。在籍15年目を迎える今シーズンは開幕直後に右ひざの前十字じん帯を断裂し、長期離脱が決定。悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を狙うユヴェントスとしては、1日でも早い復帰を願っていることだろう。

フランチェスコ・マニャネッリ<15年目>

[写真]=Getty Images

所属クラブ:サッスオーロ
生年月日:1984年11月12日(34歳)
国籍:イタリア

キエッリーニと並んで、セリエAの現役最古参プレーヤーにあたるのが、サッスオーロのMFマニャネッリだ。キエーヴォやフィオレンティーナを経て、2005年夏にサッスオーロに加入。当時4部リーグに在籍していたチームで中心的な役割を担い、2012-13シーズンにはクラブ史上初のセリエA昇格を達成した。クラブ歴代最多の公式戦出場を誇るサッスオーロのレジェンドであり、今季もキャプテンを務める。

セルヒオ・ラモス<15年目>

[写真]=Getty Images

所属クラブ:レアル・マドリード
生年月日:1986年3月30日(33歳)
国籍:スペイン

2005年夏からレアル・マドリードの一員となり、これまでに公式戦通算600試合以上に出場。GKイケル・カシージャスの後を継いで2015-16シーズンからキャプテンに就任すると、抜群のリーダーシップを発揮して、チームを前人未到のCL3連覇へと導いた。今夏には「レアル・マドリードを去りたくはない。ここで引退することが夢だ」と語り、中国への移籍の噂を一蹴した。

マルセロ<14年目>

[写真]=Getty Images

所属クラブ:レアル・マドリード
生年月日:1988年5月12日(31歳)
国籍:ブラジル

2007年1月にフルミネンセから加入すると、リーガ・エスパニョーラとCLでそれぞれ4度の優勝を達成。500試合に迫る出場数は、外国籍選手としては同胞の先輩ロベルト・カルロス氏に次ぐクラブ歴代2位の記録になる。昨シーズンは極度のスランプに陥ったものの、ジネディーヌ・ジダン監督からの信頼は厚く、在籍14年目となる今シーズンも“第2キャプテン”としてチームをけん引している。

ブルーノ・ソリアーノ<14年目>

[写真]=Getty Images

所属クラブ:ビジャレアル
生年月日:1984年6月12日(35歳)
国籍:スペイン

ビジャレアル下部組織出身の守備的MFで、2006年7月にトップチームデビュー。以来、1度もレンタル移籍を経験しておらず、ビジャレアル一筋のキャリアを送る“ワン・クラブ・マン”だ。ひざのケガにより過去2シーズンを全休していたが、今年10月にチームの全体練習に復帰するとの報道が。クラブ歴代最多出場数を誇るキャプテンの復活を多くのファンが待ちわびている。

トーマス・ケスラー<14年目>

[写真]=Getty Images

所属クラブ:ケルン
生年月日:1986年1月20日(33歳)
国籍:ドイツ

ケルンのGKケスラーは、ブンデスリーガの現役最古参プレーヤーだ。2000年に同クラブの下部組織に加入し、2006-07シーズンにトップチーム初出場。2014年から2018年まで同クラブに所属していた日本代表FW大迫勇也の“元チームメイト”としても知られている。現在は控えに甘んじているが、最年長選手として、2シーズンぶりにブンデスリーガに返り咲いたチームを支えている。

レイトン・ベインズ<13年目>

[写真]=Everton FC via Getty Images

所属クラブ:エヴァートン
生年月日:1984年12月11日(34歳)
国籍:イングランド

イングランドサッカー選手協会(PFA)が選ぶ、プレミアリーグの年間ベストイレブンに2度選出された実績を持つ左サイドバック。2007年夏のエヴァートン加入以降、公式戦400試合以上に出場してきたが、昨シーズンはフランス代表DFリュカ・ディニュに定位置を奪われるなど悔しい1年を過ごした。しかし、首脳陣からの信頼は不変。今夏に契約を1年延長し、通算13年目となるシーズンに挑んでいる。

ステファン・ラドゥ<13年目>

[写真]=NurPhoto via Getty Images

所属クラブ:ラツィオ
生年月日:1986年10月22日(32歳)
国籍:ルーマニア

母国ルーマニアの強豪ディナモ・ブカレストから2008年1月にレンタルで加入し、同シーズン終了後に完全移籍。左サイドバックやセンターバックとして長年ラツィオの守備陣を統率し、これまでに3度のコッパ・イタリア制覇を達成してきた。今夏はプレシーズンキャンプのメンバーから除外され、退団が有力視されたものの、選手として共にプレーした経験を持つシモーネ・インザーギ監督の要望もあって、残留が決定した。

(記事/Footmedia)

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