CLシャルケ戦でレアルはピンク色ユニフォームを着用してプレーした [写真]=Getty Images
内田篤人のあまりにも惜しいシュートも見られた、18日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のシャルケ対レアル・マドリード戦。
連覇を目指すレアルが敵地で2-0と勝利したが、この試合でレアルが着用したユニフォームはちょっと意外なものであった。
そう、ピンク色のユニフォームでこの大一番に挑んでいたのだ。
このユニフォームはレアルのセカンドユニフォーム。ピンク色を基調とするデザインは史上初のこと(レッドはある)。やはりレアルのユニフォームといえば白色というイメージが強いはずだ。
さて、そんなレアルといえば今シーズン、もう一つ話題となっていたユニフォームがあった。
日本人のファッションデザイナー、山本耀司氏がデザインしたCL用のキットだ。このユニフォームには大きなドラゴンがあしらわれており、その斬新なデザインが話題になっていた。
CL用のキットということで、今回のアウェイでのシャルケ戦も本来であればこちらのユニフォームが優先されたはずである。ではなぜレアルは、あえてピンク色のユニフォームで試合に臨んだのだろうか?
スペインの『AS』によれば、UEFAの判断によるものだという。
どうやらUEFAはシャルケのホームユニフォーム(ブルーを基調)とブラックのこのユニフォームは混同する可能性があると判断したようで、レアルのブラックユニフォームの着用を認めなかったそうだ。
レアルにとって、このピンク色のユニフォームを着用するのは昨年8月31日ぶり、2度目のこと。
しかしこの試合、ソシエダ相手に2-4で敗れている。しかも2-0のリードから立て続けに4点を奪われるという悲惨な負け方をしており、以来、1度たりとものこのデザインのユニフォームを着用してこなかったようだ。要は、縁起が悪いと判断したのであろう。
結果的にマドリードは、敵地で貴重なアウェイゴール2点をゲットし、準々決勝進出に大きく近づいた。これで呪縛のようなものを払しょくできただろうか? なおこのユニフォーム、プレシーズンでは結構売れたらしい。
ちなみにマドリード、今シーズンのCLのグループステージでは6試合中5試合でホームキットであるホワイトのユニフォームを着用。残りの1試合である第2節アウェイでのルドゴレツ戦では、ブラックのCL用ユニフォームを着ていた。
ルドゴレツのユニフォームはグリーンが基調。シャルケ戦どうようグリーンと黒のほうが混同しそうだが、このあたりの基準はUEFA特有のものなのだろうか……。
(記事提供:Qoly)