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パルメイラス、ロナウジーニョに続いてチリ代表バルディビアも姿をくらます

2014.08.04

所属クラブのパルメイラスから姿をくらましたバルディビア[写真]=Getty Images

 チリ代表の10番ホルヘ・バルディビアが、8月になっても所属先のパルメイラスに戻っていないことが物議を醸している。ブラジルのスポーツサイト『Globoesporte.com』が伝えている。

 ブラジル国内ではワールドカップ終了後の3日後に、一時中断していた国内リーグ(ブラジル全国選手権)が再開。ブラジル国内で活躍するチリ代表選手のうち、MFチャルレス・アランギスはインテルナシオナルで早速試合に出場しているが、真面目に働いているアランギスとは対照的に、バルディビアのほうはパルメイラスの本拠地であるサンパウロ市内に戻らず行方をくらましている。

 パルメイラスの関係者は再三バルディビアに連絡を試みているが、同選手の居場所は掴めていない。さらにはバルディビアの両親でさえも息子の居場所を把握できていないという。同選手の父ルイス・バルディビア氏は次のように回答している。

「チリにいる私も、現在アメリカのニューヨークに滞在している妻(バルディビアの母親)も息子の居場所がわからない。だからパルメイラスにメールで訪ねたんだ。息子とは2週前に会っているが、特段変わった様子はなかった。私も妻も息子の帰りを待っているのだが、パルメイラスの関係者も同様のことを言っているから……。息子から連絡がない限り、探す手立てがない」

 所属先のクラブチームにも家族にも何ひとつ告げないで、バルディビアはいったいどこへ消えたのか。

 先日は元ポルトガル代表MFデコの引退試合に出席しなかったロナウジーニョが失踪騒ぎを起こしたが、今回の失踪は少し様相が異なる。先月下旬にはバルディビアがUAE(アラブ首長国連邦)のアル・フジャイラを訪問して現地の人と写った写真を自身のtwitterに投稿。さらにはバルディビアの妻が、夫と仲良くディズニーランドで撮ったとされる写真を自身のInstagramにアップロードしている。同夫妻は、UAEとアメリカに足跡を残しているのだ。

 バルディビアは2015年8月までパルメイラスとの契約が残っていて、今回の騒動による契約の変更などは何も決まっていないため、クラブ側は先月分の給料を当人に支払っている。ただしtwitterに投稿されていたUAEにて秘密裏に移籍交渉がなされていたとなると、契約違反に該当する可能性もあるという。

 パルメイラスは引き続きバルディビアの帰還を待ち続ける意向で、チームを指揮するアルゼンチン人のリカルド・ガレカ監督も「うちの攻撃の要だから早く帰ってきてほしい」と懇願している。果たして、バルディビアがサンパウロに戻るのは、いつになるのだろうか。

(記事/Cartao Amarelo)

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