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ジーコやカントナも!? 開幕が迫るビーチサッカーW杯…過去大会に出場したスターを紹介

2024.02.14

間も無く開幕を迎えるビーチサッカーW杯 [写真]=Getty Images

 今月15日、“砂の上の祭典”ことFIFAビーチサッカーワールドカップが開幕。合計16チームが世界一の座をかけてアラブ首長国連邦(UAE)のドバイにて熱い戦いを繰り広げる。
 
 当然ながら、日本も世界の頂点を目指して参加する。世界ランク6位につける日本は“王国”ブラジルと共にこれまで全ての大会に出場しており、これが12度目のワールドカップ出場となる。ロシアで開催された前回の2021年大会は初めて決勝まで勝ち上がるも、惜しくも開催国ロシア(ドーピング問題によりロシアサッカー連合で出場)に敗れ準優勝に終わった。
 
 直近では2大会連続でベスト4に入っている日本は、今大会こそ三度目の正直で悲願の優勝を目指す。16日に控えるグループステージ初戦では初出場のコロンビアと対戦し、その後は強豪ベラルーシ、そしてアフリカ王者のセネガルと激突する。
 
 そんなビーチサッカーワールドカップでは“転向組”も少なくない。11人制サッカーやフットサル経験者が多く、過去には偉大なサッカー選手もプレーしているのだ。今回は砂の上に活躍の場を移した“転向組”たちを紹介しよう。

[写真]=Getty Images
 

■フットサルワールドカップ組

(左)ムスタファ・ロフティ監督と(右)フランシスコ・カティ監督

共にフットサルW杯への出場経験がある(左)ムスタファ・ロフティ監督と(右)フランシスコ・カティ監督


 
 今大会も“別のワールドカップ”の経験者が参戦する。エジプト代表を率いるムスタファ・ロフティ監督と、メキシコ代表のフランシスコ・カティ監督だ。ロフティ監督は元サッカー選手ながらフットサルでも才能を発揮。1996年に初めてエジプトがフットサルワールドカップに出場した際の代表メンバーでもあった。チームはグループステージで敗退するも、ジーダン監督は初戦のスペイン戦でゴールを記録し、エジプトの記念すべきスコアラーとなった。指導者としては砂上の戦いに挑戦し、母国をビーチサッカーワールドカップ初出場に導いている。
 
 メキシコのフランシスコ・カティ監督も国内リーグでプレーする元サッカー選手だったが、活躍の機会が少なかったこともありビーチサッカーに挑戦。選手として2007年のビーチサッカーワールドカップに出場し決勝でブラジルに敗れるも準優勝に輝いた。さらに2011年、2015年大会も選手として砂上の大舞台に立ったのだが、それだけでは飽き足らずフットサルにも挑戦。選手として2012年のフットサルワールドカップに出場したのだ。今回は、初めて指導者としてビーチサッカーワールドカップに挑戦する。
 

■歴代のレジェンド

(左)ジーコ氏と(右)ラモス瑠偉氏

(左)ジーコや(右)ラモス瑠偉も過去大会に出場している


 
 日本に目を向けると、元代表の“レジェンド”であるラモス瑠偉氏が日本ビーチサッカー界の草分けとして1997年の世界選手権に出場し、のちに代表監督を務めてワールドカップでチームにも出場した。そのラモス瑠偉監督の下、ビーチサッカーの国際舞台に立ったのが元日本代表FWの前園真聖だ。2009年のワールドカップに出場し、エルサルバドル戦で2得点するなどグループステージ首位通過に貢献したが、準々決勝でポルトガルの前に惜しくも敗れた。
 
 “サッカーの神様”も砂の上に立っている。元ブラジル代表MFジーコは1994年に鹿島アントラーズでスパイクを抜いだが、ビーチサッカーでは現役を続行。ビーチサッカーワールドカップの前身となるビーチサッカー世界選手権に出場し、1995年の第1回大会では母国を頂点に導き、自身は得点王と大会MVPを受賞。翌年には大会連覇を果たした。ビーチサッカーの世界大会の歴史はジーコから始まったと言っても過言ではない。
 
 1970〜80年代にPSVで活躍したレネとウィリーのファン・デ・ケルクホフ兄弟もビーチサッカーに挑戦した。サッカーのオランダ代表としてFIFAワールドカップアルゼンチン1978に出場し準優勝の立役者となった二人は、ジーコと同じように1995年のビーチサッカー世界選手権に参戦。レネは見事なゴールを決めたが、チームはジーコ擁するブラジルに2-16で敗れるなど、3戦全敗でグループステージで姿を消した。
 
 イタリア代表としてFIFAワールドカップスペイン1982を制した英雄も砂上の戦いに挑戦した。1970〜80年代にかけてユヴェントスで活躍したDFクラウディオ・ジェンティーレも1995年のビーチサッカー世界選手権に出場。チームはベスト4まで駒を進めたが、3位決定戦でイングランドに敗れて4位に終わった。
 

■スターが勢ぞろいの2005年大会

エリック・カントナ氏

第1回大会ではエリック・カントナがフランスの優勝に貢献


 
 FIFA主催として生まれ変わり、記念すべき初開催となった2005年のビーチサッカーワールドカップにはスター選手が数多く参戦した。自国開催で頂点を目指したブラジルでは、FIFAワールドカップアメリカ1994を制した元同国代表FWロマーリオが出場。絶対的な優勝候補だったが、準決勝でポルトガルにPK戦の末に敗れて優勝を逃すことに。3位決定戦ではロマーリオがハットトリックを達成するなど日本を11-2で退けたが、満足のいく結果とはならなかった。
 
 その大会で頂点に輝いたのがエリック・カントナを擁するフランスだった。サッカー選手時代にはマンチェスター・ユナイテッドで“王様”として活躍したカントナだが、ワールドカップとは無縁のキャリアを送ってきた。FIFAワールドカップアメリカ1994・ヨーロッパ予選最終戦の終了間際に決勝ゴールを許して本大会の出場権を逃すなど、サッカーでは一度も夢の舞台に立つことができなかったのだ。それでも2005年に砂の上でワールドカップに出場したカントナは、準々決勝のスペイン戦でゴールを奪うなど母国の優勝に貢献。記念すべき第1回大会のチャンピオンに輝いた。
 
 そのフランスにベスト8で敗れたスペイン代表には、かつて横浜マリノス(現:横浜F・マリノス)でもプレーしたFWフリオ・サリナスがいた。サッカーのスペイン代表として50キャップ以上を誇り、3度のワールドカップに出場したサリナスは、2005年に42歳にしてビーチサッカーの大舞台に出場したのだ。
 
 同大会ではチェルシーなどで活躍した元ウルグアイ代表MFグスタヴォ・ポジェの姿も見られた。現在ギリシャ代表を率いるポジェは、トッテナムで引退した翌年に砂の上に立つことに。チームは順調にグループステージを突破するも、準々決勝でラモス瑠偉監督率いる日本に敗れてベスト8で散った。
 
このように数々の偉大なスター選手が挑戦してきたビーチサッカーの世界大会。FIFA主催のビーチサッカーワールドカップとなってから12回目を迎える今大会ではどの国が頂点に輝くのか? これまでにないほど実力拮抗の混戦が予想されるビーチサッカーワールドカップに注目したい。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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