2016.08.26

【激アツ 本当はこんなにおもしろいJ2のススメ】ダイヤモンドの原石たち

編集者、サッカーライター、スポーツカメラマンを目指す人のためのアカデミー

香川真司や柿谷曜一朗が証明してみせたとおり、J2はダイヤモンドの原石たちが輝く舞台でもある。今シーズンも、さらなる飛躍を果たすべく、新星たちがJ2の荒波の中で躍動している。

文=中川翔士、近野章、三好記彰、望月遼太(サッカーキング・アカデミー
写真=Getty Images

井出遥也(いで・はるや)
■所属:ジェフユナイテッド千葉
■1994年3月25日生まれ|171cm・66kg
JEF United Chiba v Zweigen Kanazawa - J.League 2
 阿部勇樹、佐藤寿人、村井慎二らを輩出したジェフの育成組織出身で、先達に決して負けない豊かな才能を誇るテクニシャンだ。
本来は攻撃的な選手ながらボランチもこなす柔軟性を兼ね備え、スペースを突く巧みなパスとスピーディーなドリブルでチームの攻撃にアクセントをもたらす。

 昨シーズンまで2年連続で30試合以上に出場し、昨年はU-22日本代表にも選出されるなど周囲の評価も高まっており、生え抜きの主力として地元のチームで奮闘を続けている。

深井一希(ふかい・かずき)
■所属:北海道コンサドーレ札幌
■1995年3月11日生まれ|177cm・72kg
Yokohama FC v Consadole Sapporo - J.League 2
 北海道コンサドーレ札幌の失点数が大幅に減った。42試合で43失点だった昨シーズンから30試合で20失点へと劇的に改善した。守備の安定に一役買っているのが、今シーズンからボランチに定着した深井一希だ。抜群の嗅覚を生かしたインターセプトによってチームを助けるだけでなく、パスセンスと展開力も兼ね備えている。気の利いたポジショニングによってチーム全体のバランスを保ち、攻守に強い存在感を放っている。

 2014年に左ひざ前十字じん帯断裂の大けがを負うが、不屈の闘志で見事復帰を果たした。16歳 から18歳まで年度別代表に選ばれ続けた俊英が、いずれフル代表へのステップアップを果たしていく可能性は十分だ。

白井康介(しらい・こうすけ)
■所属:愛媛FC
■1994年5月1日生まれ|165cm・63kg
Shimizu S-Pulse v Ehime FC - J.League 2
 大阪桐蔭高校時代は「浪速のロッベン」と呼ばれていた。その異名のとおり、アリエン・ロッベンを彷彿させる爆発的なスピードのドリブルを武器とする。2015年からプレーする愛媛FCでは両ウイングバックや1.5列目をマルチにこなす、器用なサイドアタッカーとして重宝されている。

 チームの勝利を最優先に考えられるクレバーな選手でもある。「ファウルをもらうのも大事な仕事」と、自身のスピードとドリブルをいかなる形でもゴールに結びつけようと考えている。

中山仁斗(なかやま・まさと)
■所属:レノファ山口FC
■1992年2月6日生まれ|180cm・73kg
 今シーズン、J3のガイナーレ鳥取からレノファ山口FCに加入した。24歳の若きストライカーで左足から放たれる豪快なシュートや、打点の高いヘディングを持ち味とする。
今シーズンは第30節終了時点で8得点。新加入の選手ながら、チーム内で2番目の成績を挙げている。圧巻だったのは第22節のギラヴァンツ北九州戦だろう。後半16分から途中出場すると、左足2本とダイビングヘッドで自身初のハットトリックを達成した。

 プロ入り後、彼がゴールを挙げた試合は14勝2分と負け知らず。
今シーズンに限ると5試合すべてで勝利を収めており、山口の快進撃を支える存在となっている。

矢島慎也(やじま・しんや)
■所属:ファジアーノ岡山
■1994年1月18日生まれ|171cm・67kg
Japan v Iran - AFC U-23 Championship Quarter Final
 基本技術に定評のあるMF。中盤から相手DFの裏を突く正確なパスやゴール前での冷静な判断と、スキあらばミドルシュートも狙えるプレースタイルを持つ。昨シーズン、岡山では37試合8得点を記録したようにアシスト力に加え得点力も高く、長澤徹監督やサポーターからの信頼も厚い。指揮官も「失敗を恐れない覚悟が常にあること。状況を見て自分の戦い方を変えていける選手である」と成長意欲の高さを評価している。

 U-19から世代別代表に選出され、リオ・オリンピックではJ2クラブから唯一、日本代表に選ばれた。今後の若手世代を牽引していく選手として期待が集まる。

杉本竜士(すぎもと・りゅうじ)
■所属:東京ヴェルディ
■1993年6月1日生まれ|163cm・61kg
Tokyo Verdy v Hokkaido Consadole Sapporo - J.League 2
 鋭いドリブルを武器に活躍する。Jリーグ平均より身長が10cm以上も低いが、90分間休むことなく前線からプレッシャーをかけ続ける体力でもチームに貢献する。

 東京ヴェルディのユース時代はリオ・オリンピック日本代表の10番を背負った中島翔哉と切磋琢磨し、U-22日本代表に招集されたこともある。

※データは2016年8月26日時点

■3つのポイントが、J1昇格を巡る争いを盛り上げる!

なかなか日の目を見ないJ2ですが、実はたくさんの魅力があります。毎週日曜日、J2を見ながらドキドキワクワクしてみませんか?
3つのポイントが、J1昇格を巡る争いを盛り上げる!

■J2あるあるベスト11

日の当たることの少ないJ2リーグ……でも、応援や観戦にはやっぱり悲喜こもごもがあります。スタジアムへの行き方に迷ってサポーター同士の友情が芽生えたり、日曜開催だから翌日の仕事がつらくて土曜開催をうらやましく思ったり……。元日本代表が活躍していたり、気になるクラブハウスがあったり……。そんな“J2あるある”をJ2をこよなく愛するサッカーファンがベスト11形式で紹介します! J2ファンなら思わずニヤリとしてしまうものもあるかもしれません。
J2あるあるベスト11

■J2から羽ばたいた男たち

「日本人で有名な選手はみんなもともとJ1なんでしょ?」。こんなふうに思っている人は少なくないのではと思います。でも、それは勘違いです。J2にもダイヤモンドはいるんです! J1から来た者、数々のクラブを経験する中で芽が咲いた者、恩師に見いだされた者……J2には選手の様々な波乱の人生が見えます。その中でも才能に溢れながらも努力を続け、名声を勝ち取った男たちがいます。
J2から羽ばたいた男たち

■カズさんに会いたいから横浜FCの練習場に行ってみた。

誰もが知るJ2戦士といえば、カズさんこと三浦知良だ。横浜FCに所属し、Jリーグ最年長ゴール記録を更新し続けている。日本サッカー界の英雄に会いに行こう――俺たちは、ひと夏の思い出をつくるべく冒険を計画した。これこそ「激アツ 本当はこんなにおもしろいJ2のススメ」という特集のメーン企画と言っていい。スティーブン・キング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』の少年たちのように胸をわくわくさせながら、俺たちは横浜FCの練習場「LEOCトレーニングセンター」を目指した。
カズさんに会いたいから横浜FCの練習場に行ってみた。

●当記事はサッカーキング・アカデミーの短期セミナー「サッカーキングの特集ページを作ろう!」の参加者が企画立案から原稿執筆まで担当しました。
●「編集・ライター科」と「カメラマン科」について詳しく知りたい方は、資料請求でスクールパンフレットをお取り寄せください。送料無料です。

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